支持率が低い原因は議員の努力不足?自民党・石破茂衆院議員が語る支持率回復法とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
MC鈴木邦和「最近の比較的若い候補者に対して思うところってあったりしますか?」 MC鈴木の問いに対し、石破氏は先ほども触れた「物語」の重要性に言及。握手は両手でしっかりと相手の目を見てすること、また街頭演説や講演会では人を感動させることが必要だと語りました。 石破氏「『ああそうなんだね感』とか『その話聞いて感動しました』という2つをもっと大事にした方がいいと思うな」 そのために、石破氏は準備に力を入れているとのこと。 例えば大分で安全保障をテーマに話をするときは、大分で最後の特攻機が飛び立ったことをはじめ、戦争中に大分で何があったか全部調べてから講演に臨むそうです。その準備したことが伝わることも聴衆の心を動かすための重要な要素なのかもしれません。 MC鈴木「一事が万事というか、石破さんのお話ってそういう積み重ねから来てるんだなっていうのが垣間見えた感じがしますね」 石破氏「だてに37年やってないからね」
自民党支持率を上げるには?
選挙ドットコムの最新の世論調査では、自民党の支持率は28.0%と低迷しています。 この状況について「自民党の中で、陰で岸田さんを批判するのはフェアじゃない」と石破氏。さらに、国会議員として自分の選挙区の自民党支持率を上げる努力をするべきと語りました。 また、石破氏は昔の自民党にはそのような考え方が根付いていたとし、それが失われつつある要因として小選挙区制に言及しました。 中選挙区制だった頃は自民党同士で競い合うこととなり、地元を回ったり演説を増やしたりと「自分を高めていかないと生き残れない」と石破氏は振り返ります。実際に石破氏のライバルは元大蔵省の事務次官や元県知事などそうそうたるメンバーが揃っていました。 石破氏「中選挙区をまったく知らない人たちは、頑張らないと大変だっていう脅迫観念が薄れちゃうんじゃないかな」
小選挙区制以降の政治家でありながら、小泉進次郎氏は地元での活動に精力的な政治家として知られています。講演では地元のことを良く調べてから臨むといった話もあり、石破氏の影響がうかがえます。 実際に石破氏と小泉氏は幹事長と青年局長、地方創生大臣と政務官と役職が近かったこともあり、石破氏も「それは(影響を)受けているかもしれない」とコメントしました。 石破氏自身は反・小泉純一郎だったにもかかわらず防衛庁長官に抜擢されたことを振り返りつつ「恩返しとは言わないけどお父さんのおかげで今がある者として、息子さんになんかできることはしてあげたいねとは思いますよ」と締めくくりました。