仏料理からハンバーガーまで。グルメキュレーターが選んだ「2024年もっとも旨いレストラン」発表
グルメキュレーションアプリ「TERIYAKI」が、年間を通じたベストレストランを選出。食通たちが選んだ、今もっとも旨いレストランをチェック! 【写真】「2024年もっとも旨いレストラン」の料理
フランス料理からハンバーガーまで! 1年の食べ歩きの集大成がここに
日本の旨い店を知り尽くした全国のフーディたちをキュレーターに迎え「最高に美味しい店」だけをセレクトするグルメキュレーションアプリ「TERIYAKI」。2024年3月6日、「テリヤキスト」と呼ばれるそのキュレーター18名が、年間を通じてもっとも美味しいと思った5店舗を選出、その後の座談会からベストレストランを決める「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024」が開催された。 この日集まったのは、「TERIYAKI」プロデューサーの堀江貴文氏、アクセス・オール・エリア代表取締役でOAD世界No.1レストランレビュアーの浜田岳文氏、料理研究家の園山真希絵氏、ゲーテでもおなじみの肉を愛するフードライターの小寺慶子氏ら14名。そのほかオンラインでも集まったテリヤキストたちは昨年度中に出合った名店5店を各々にプレゼンテーションした。 「そこはノミネートするか迷った!」「あそこは実に旨い!」「そんなお店、どうやって見つけたの?」などなどお互いのプレゼンに歓声をあげるテリヤキストたち。ノミネートは全97店舗、エリア別では東京が42.7%、次いで福岡13.1%、北海道が9.2%、全14都道府県のレストランが揃う。ジャンルは、フランス料理から、居酒屋、ハンバーガー屋まで、さまざまだ。その中から、最終協議を経て大賞である「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024」が決定した。
大賞は、野菜の新しい魅力を引き出したあのオーベルジュ!
栄えある大賞「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2024 GOLD」に輝いたのは2023年6月に大分・湯布院に開業したオーベルジュ「ENOWA YUFUIN」のレストラン「JIMGU」。 ニューヨークの2つ星レストラン「Blue Hill at Stone Barns(ブルーヒル アット ストーン バーンズ)」で副料理長を務めたタシ・ジャムツォ氏が日本に移住し3年に渡り開業の準備を進めてきたレストランだ。 レストランが畑や牧場を管理、採れたての野菜や卵がそのまま調理され、テーブルに並ぶ「ファーム トゥ テーブル」は、現在、世界的食のトレンドのひとつと言われている。タシ氏がかつていた「ブルーヒル アット ストーン バーンズ」は32万㎡の広大な土地に畑と牧場があり、肉や野菜、卵もすべて自分たちでつくってきた。ゆえにその「Farm to table(農場から食卓へ)」先駆け的レストランだ。 タシ氏は、湯布院の土地にその「ファーム トゥ テーブル」を作り出すため、開業の3年前から湯布院で暮らし、農家や地元の人たちと交流を重ねた。そうして自身の畑を作り出し、「JIMGU」で振る舞う野菜を70種類以上、自ら育てている。 TERIYAKIは、その受賞理由を「湯布院の土地の魅力を最大限に発揮している料理の数々が、食通のテリヤキストの心に響いた」「誰もが知っている野菜の違った魅力に気づかせる技術力の高さ」「オープン1年未満でありながら、非常に多くの食通の方々が訪れている。今後さらに飛躍の可能性が大きい」だとし、テリヤキストたちも全員が納得の大賞となった。