「ふてほど」流行語大賞、クドカン「じぇじぇじぇ」に続く2回目、主演・阿部サダヲ「今まで演じた中で一番手応えを感じた」
「2024 ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が2日、東京都内で発表され、TBSの金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の「ふてほど」が受賞、主演俳優の阿部サダヲ(54)らが登壇、受賞の喜びを語った。 同ドラマは、阿部演じる”昭和のダメおやじ”が令和にやってくるタイムスリップコメディー。コンプライアンス重視の現在に、昭和のルールをつきつけ、令和のルールに疑問符を投じながら問題を解決していく。クドカンこと宮藤官九郎さん(54)が脚本を手がけ、「じぇじぇじぇ」で2013年の年間大賞を受賞したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に続き、担当したドラマから2回目の大賞となった。 選考委員の女優室井滋(66)から盾を受け取った阿部は「正直、自分では『ふてほど』って言ってなかったんですけど(笑)。ドラマが評価されたと思います。ありがとうございます」とはにかみながら喜びを語った。 ドラマについては「今まで演じた中で一番手応えを感じた。どこに行っても面白いねって言われましたし、役者さんも出たい、出たいって言われる方がたくさんいました」と反響の大きさを明かした。 パリ五輪のやり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手(26)が「名言が残せなかった」で受賞。登壇した北口選手は「まさかテレビでは報道されていない会見上での言葉がノミネートされたなんてビックリです」と受賞に戸惑いながら笑顔を見せた。同じくスポーツ界からは「初老ジャパン」でパリオリンピック総合馬術日本代表チームが受賞した。 ほかの受賞は、「裏金問題」(上脇博之神戸学院大学法学部教授)、「界隈」(毎日新聞デジタル報道部グループ)、「新紙幣」(深谷市)、「50―50」(大谷翔平選手)、「Bling―Bang―Bang―Born」(HIPHOPユニット・Creepy Nuts)、「ホワイト案件」(受賞者なし)、「もうええでしょう」(Netflixシリーズ「地面師たち」チーム)。
中日スポーツ