<ダンダダン>杉田智和の怪演と艶やかな“初代ラムちゃん”平野文の共演が大反響「杉田ってだけで優勝」「これだけのために平野文!!!」
アニメ「ダンダダン」(毎週木曜深夜0:26-0:56ほか、MBS/TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第11話「初恋の人」が12月12日に放送された。前話ラストで現れたモモ(綾瀬桃/CV.若山詩音)の初恋相手、ジジ(円城寺仁/CV.石川界人)。モモのタイプ通り硬派な男かと思ったら、うざいほどのチャラ男だった。またもやインパクトのあるキャラクターの登場から始まった今話では、ラストにあったレジェンド声優の登場にも反響が集まった。(以降、ネタバレが含まれます) 【写真】イケメンだが、チャラすぎてウザい男ジジ ■「ジジってこんなキャラだったの?」予想外すぎたチャラ男ぶり モモのタイプと言えば、昭和の大スター、高倉健。その名前が出るたびにキュンとして動き止まってしまうほどだ。ジジはオカルン (高倉健/CV.花江夏樹)が一目見て思った通り、見た目はカッコよくて完全なスポーツマン。誠実そうで性格も硬派な人なのかと思ったら…モモとの再会第一声は、「きゃわうぃ~ね」というまさかのあいさつ。一挙手一投足がイケメンチャラ男全開で、モモを「うざって~」と萎えさせる。 個性的なキャラクターで、冒頭からインパクト抜群の登場をかましてくれたジジ。SNSにはさっそく、「ジジがジジすぎてアニメ化サイコー!」「大好きなジジ待ってました~、うざい動きがいいね!」「なに?ジジってこんなキャラだったの!?」「ジジが全然想像と真逆すぎて呆然w」など、視聴者の声が集中する。 そのジジ、怪異を祓ってもらうためにやって来たことが分かり、綾瀬家で暮らすことなる。かなり厄介な怪異らしいが、神越市でしか能力を使えない星子(CV.水樹奈々)に代わり、モモが退治を任されることになる。一方、初恋相手が現れたことで不安が募り、自分から距離を取ろうとしてしまうオカルン。見ていて感傷的になってしまう場面であったが、唐突に現れた全力疾走する人体模型が全てをかっさらっていく。 ■奇声を上げて走る杉田智和に爆笑 行方知らずになっているオカルンのもう片方のキンタマ。どこに行ってしまったのかと思っていたら、人体模型の股間で輝いていた。この人体模型、名前は太郎。声優は杉田智和が担当した。杉田と言えば数々のキャラクターを担当し、多彩な演技を見せてきてくれた実力派だ。魅力は低音ボイスと独特の緩急だが、本人のユーモアたっぷりな人物像と相まって、特にユニークな性質を持つキャラクターを演じるとファンの反響も倍増する。 今回の太郎でも台詞自体は少なく、ほぼ奇声を上げて走っているだけなのに、もうこれは杉田だからこそだというインパクトを与えてくれるのはさすがだ。視聴者の間でも「杉田キャラはどれも唯一無二だな」「人体模型の声優が杉田ってだけで優勝」など喝采が集まり、「奇声あげて走る杉田オモロ」「杉田ダッシュで全部吹き飛んだw」「バラバラになって合体する杉田が完璧すぎ」など、もはや太郎=杉田と見ている視聴者もわんさかあふれていた。 ■“初代ラムちゃん”レジェンド声優の登場に驚き なぜに太郎の股間にオカルンのタマがハマっているのかはさておき、どうやらそのせいで人体模型は動き出したらしい。そして、太郎が行き着いたのは、粗大ゴミの集積所。さらに始まる太郎と花の急なラブロマンス。ゴミの山に埋もれていたのは女性型人体模型の花で、太郎は彼女を探していたらしい。 ここでも杉田は名演だったが、それ以上にエンディングでのクレジットにて、艶やかな演技を見せた花役が初代「うる星やつら」のラム役でデビューしたレジェンド声優の平野文であったことが分かり、視聴者もびっくり。 「たったここだけのために平野文!!!」「まさかダンダダンで杉田智和と平野文の掛け合いが聴けるとは」「平野文でぶったまげた」など驚きの声が上がり、中には「年代が違い過ぎるって平野綾(ハルヒで共演)と平野を掛けたのか?」「旧ラムちゃんのびっくり登場。作られた年代が違うってそういうこと??」と、太郎と花の世代を超えたラブロマンスを読み解く者もいた。 また、ここで太郎が花に言った、「俺は君と出会って全てが変わったんだ。灰色だった俺の世界が色づいて見えるようになったんだ」「今ここで何もしなかったら俺は一生後悔する」という言葉はオカルンの胸にとても響いている様子だった。モモに対して踏み込めないでいたオカルンは、この言葉で変わることができるのだろうか。 放送後のSNSには、「バカ笑いから始まって最後は泣いた。緩急激しすぎ」「昼休みに見るダンダダン、メシ吹いた」「毎回最高、これは人気出るわ」と、さまざまな感想が集まっている。 ◆文=鈴木康道