絶滅が危惧…アユモドキの違法な捕獲を防げ 環境省などが生息地をパトロール 岡山市
KSB瀬戸内海放送
希少な淡水魚「アユモドキ」の違法な捕獲などを防ぐため、環境省などが岡山市でパトロールをしました。 【写真】絶滅の危険性が極めて高い、絶滅危惧ⅠA類「アユモドキ」
環境省の職員や岡山県警の警察官らが岡山市のアユモドキ生息地の周辺を歩きながら、不審者がいないかや、捕獲のための道具が仕掛けられていないかなどを確認しました。 現在、アユモドキが生息しているのは岡山県と京都府だけとも言われていて、環境省は絶滅の危険性が極めて高い、絶滅危惧ⅠA類としています。 無許可で捕獲などをした場合は法律違反となり、個人の場合、5年以下の懲役や500万円以下の罰金が科されます。 24日はパトロールに加え、監視カメラを設置しました。 環境省には2024年に入って23日までに、この地域での不審な行為の情報が4件寄せられています。 近所の人たちに対しては、網を持つなど不審な人を見かけたら警察や環境省に連絡してほしいと呼び掛けました。(窓口:086‐223‐1561 環境省中国四国地方環境事務所 野生生物課) (近所の飲食店の人はー) 「(アユモドキの状況を)知らなかったので、きょうから、近いので、見て気になることがあったら連絡させてもらおうかなと思っています」 (環境省 中国四国地方環境事務所/澤志泰正さん) 「この地域からいなくなると全世界からいなくなるという(可能性のある)魚ですので、ぜひみんなで守っていってあげてほしいと思います」
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