KOボーナス20万円を逃した漁鬼。ベストバウト賞の5万円獲得に終わるが「勉強がてらガールズバーに」【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの2024年の第1弾大会となる「KNOCK OUT 2024 vol.1」(2月25日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が2月26日、都内で開催された。 ベストバウト賞を受賞したTENKAICHIウェルター級王者・漁鬼(SHINE沖縄)が賞金5万円の使い道について「勉強がてらガールズバーに行ってみたい」と語った。 漁鬼は元Krushウェルター級王者の渡部太基(TEAM TEPPEN)と対戦し、互いに一歩も引かない激闘を展開。3Rにダウンを奪い判定勝ちを収めた。 漁鬼は「メインイベントが中止になって。それでも来てくれるお客さんがたくさんいたので、お客さんに満足してもらうためにも一番派手な試合をして目立とうと思ってリングに上がったので、その結果としてベストバウト賞をもらって素直にうれしい」と笑顔を見せた。 試合については「今回は相手を倒すためにカウンターを狙っていた。練習でもカウンターを狙っていたら、気づいて突っ込んでこない選手も多いが、渡部選手はそれでも前に出てくる。気持ちの強い、いい選手だと思った」と振り返り、終盤の打ち合いについては「渡部選手がラスト1年というところで、渡部選手の格闘技人生の中でも記憶に残る試合にしてあげたいという思いがあった。渡部選手が来るなら思い切り打ち合おうと思って試合をしていた。体の作りとか見たら、この一戦にめちゃくちゃかけているのが伝わった。その中でも自分も絶対に負けないという思いもあった」などと語った。
KNOCK OUTでの今後については「KNOCK OUTは今までもめちゃくちゃ盛り上がっていて、お客さんも多いが、龍聖選手以外にも盛り上げる選手がいればもっと大きくなると思うので、そういう選手になれるように頑張ろうと思っている」と団体を引っ張る存在になることを目標に掲げた。 前日の試合後のマイクではウェルター級トーナメントへの出場をアピールしていたのだがKNOCK OUTの山口元気代表は「ウェルター級のトーナメントは今年必ずやる気でいる。すでにリングサイドには他団体の王者を招待していた。KNOCK OUTって今成長中のイベントで、これからどんどん良くなっていく。チャンスが転がっている。漁鬼選手みたいな地方の選手を積極的に登用しているので、どんどんアピールしてもらって新しい血を入れていきたいと思っている。選手にはチャンスをあげたいし、チャンスをつかみに来てほしい。ウェルター級トーナメントも新しい血でやろうと思っている」と語った。 また漁鬼はKOボーナスの20万円の獲得を前提に東京に1週間滞在の予定だったのだが、判定勝ちに終わってしまった。ベストバウト賞は渡部と5万円ずつで皮算用が大きく狂ってしまったのだが「自分は沖縄でガールズバーをやっているので勉強がてら行ってみたい」とのことだった。