親元を離れて遊んでばかり「めっちゃ怒られた」のち「日本一」ウエイトリフティング 石川太陽【全力部活】
RBC「NEWS Link」が全力で中高生のスポーツを応援するシリーズ「全力部活」。今回は、ウエイトリフティング。3月の全国高校選抜、男子102キロ級で日本一に輝いた嘉手納高校3年、石川太陽を特集する。 【写真を見る】親元を離れて遊んでばかり「めっちゃ怒られた」のち「日本一」ウエイトリフティング 石川太陽【全力部活】 ▽宮城円監督 「初めて高校チャンピオンになって今、どんなチャンピオンになりたいのって聞いたら、「授業態度の良いチャンピオンになりたい」ですって(照笑い)」 ▽石川太陽 「中学の時よりメダルも重く感じたし、いろんな人との関わりがあったから」「中学の時よりうれしかったです」 石垣島出身の石川は、中学3年のとき中学日本一に輝きさらなる飛躍を目指して、石垣からウエイトリフティング部のある嘉手納高校に進学した。高校から下宿生活を始めた石川。 ▽下宿先の友人 「歌をずっと歌っていて、歌がうまいんで耳にいいです(笑)」 ▽石川太陽 「自分は昔の歌がめっちゃ好きなので。尾崎豊とか」「OH MY LITTLE GIRLがめっちゃ好きです」 でも、高校生活は、順風満帆だったわけではありません。毎日電話で話す父・幸治さんからはこんな言葉が… ▽電話の声:父・幸治さん 「学校を辞めさせるつもりだったんです、本当に」 ■石垣から出てきたのに遊んでばかり… そこから改心 一昨年(2022年)、1年生の時に出場した全国高校総体では13位(男子96キロ級)に終わった石川。 ▽石川太陽 「その時は悔しすぎて、言われたことも話したことも忘れている」 しかし… ーそこから練習した? ▽石川太陽 「うーん、いやー、うーん…練習っていう練習はしなかったです、高1のときは本当に、友達と遊んでばかりだったので」「みんなにめっちゃ怒られて…」 ▽宮城監督 「1年生の終わりだけだった(笑)?」 ▽石川太陽 「1年生は、ほぼ怒られていました」 ▽電話の声:父・幸治さん 「親がいないところで羽を伸ばして、こんなんだったら何のために(嘉手納高校に)行かせたか分からなかったので」「けじめつけろと言ったら、自分勝手に丸坊主になって、すみませんでしたと来たもんだから、ハハハ」 ▽石川太陽 「そこから自分の心を入れ替えて、自分が生まれ変わるっていうか。自分はウエイトをしに来ているからウエイトだけを考える感じになって」「怒ってくれたみんなに感謝したいですね」