小林聡美、初コンサートで昭和歌謡…「ふてほど」出演の阿部サダヲとデュエット、演出&アナウンスはキョンキョン
女優の小林聡美(58)が6日、神奈川・横浜赤レンガ倉庫で自身初のコンサート(7日まで2日間で全4公演)を行った。 2009年の主演映画「プール」(大森美香監督)で劇中歌を歌っているが、デビュー45周年の節目に初めてコンサートを開催。「昭和歌謡」がテーマで「素で人前に出るのは恥ずかしい」と、昭和歌謡の伝道師・チャッピー小林としてステージに登場した。「カセットテープで大事に聴いて、温めていた」というチコとビーグルズの「帰り道は遠かった」、ピンキー・チックスの「そばにいて」など、知る人ぞ知る名曲16曲を情感たっぷりに歌い上げた。 TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」で昭和の体育教師を好演した阿部サダヲ(53)がゲスト出演し、同ドラマに出演した小泉今日子(58)が演出と場内アナウンスを担当。阿部は肩まで伸びたロングヘアにパンタロンパンツ姿。つなき&みどりの「ふたり」、麻里圭子(76)の「そんな夢」など3曲をデュエットし、小林は「サディー(阿部)、最高! バスのタイムマシンで来たのよね」とドラマのネタで笑わせた。 2人は情熱的な歌声とダンスで約300人の観客を魅了。昭和を振り返り、阿部は「やっぱりアイドルと言えば、小泉今日子さん。映画のイベントに行ったけど、会場を間違えて会えなかった」と青春時代の甘酸っぱい思い出を披露。小林が「そろそろ、バスの時間?」と言えば、阿部も「間に合わないと、未来が変わっちゃう? 最高に楽しかった!」と笑顔で手を振り、会場を後にした。 小林はアンコールで、ご当地の横浜を舞台にした「ブルー・ライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)をしっとりと歌い、約1時間半のステージを締めくくった。(有野 博幸)
報知新聞社