「我が子が将来困らないために…」子どもの“好奇心”を伸ばすために親がした4つのこと
独自の視点で子どもの教育に取り組み、イラストと文章で発信するえみさん。えみさんの「教育」は、いわゆるお受験対策のような「お勉強」ではなく、生きていくために必要な、「考える力」を育むこと。これからの時代を「たくましく生き抜く」子どもの育て方とは?具体的なエピソードを交えて紹介していただきます! 【漫画で読む】自分の行動に責任を持つ「自立した子」が育つ3つのコツ
子どもの「好き」を伸ばしたいけど、何が好きかも分からない⁉ 好奇心を伸ばす親がやった4つのこと
最近、ほんと色んなことが便利になってますよね。我が家の子ども達も、リビングに置いてあるアレクサをすっかり使いこなしていて、「アレクサ、音楽をつけて」なんて毎日言っています。きっとこれからはもっと早いスピードで社会が変化していくと思うのですが、子ども達がそんな時代を生き抜くために、我が家で気をつけていることをご紹介します。
親の方も価値観をアップデートさせないと、時代に置いていかれそう…
子ども自身の「好き」を伸ばすことが大事になってくるのかなと思います
①親が子どもの「好き」を否定しない
②ヒマな時間を確保して、子どものことをよく観察する
あえて「何も予定がない日」を作っています
やることが決まっていない自由時間は、子どもの「好き」を育む上ですごく大事
③子どもの「好き」を支援する
子どもが「やりたい」と思ったら、すぐ行動に移せる環境を整えています
④新しい「好き」を見つける機会を作る
新しい情報を提供したり、体験する機会を作ったりすることを心がけています
やってみると、新しい面白さに気づくことも多々あります。
自分の好きなことに対してまっすぐ好きでいられることは、結構大事だと多います。私は小さい頃から絵を描くのが好きだったのですが、「自分より上手な人はたくさんいるし」とか「絵なんか描いたってしょうがない」と、どこかまっすぐ向き合えない気持ちがありました。だから、授業中にノートのすみっこに落書きする程度だったのですが、大人になってこうして絵で発信することにチャレンジしてからは、絵だからこそ伝えられることもあると気づいて、「絵が好きって実はもっと自信を持っていいことだったんだ」と改めて気づくことができました。 だからこそ、子ども達には「好き」の気持ちを自分の脇に置いてほしくないという思いもあって、子ども達の「好き」をしっかり応援したいなと思っています。 またこれからの時代、どんどん技術が進歩していったとしても、それを使うのは人間なんですよね。もちろん、そんな人間のことをAIはどんどん分析していくのでしょうが、それでも一般化できない「人間としての魅力」を持つことが、AI時代でも必要とされる人の一つの要素なのかなと思います。そして、子どもが「好き」に没頭する中で、自分らしい「人間としての魅力」を身につけていってくれたらなと思っています。 親は子どもとは別の視点から子どもを見ることができるので、子どものことをよく観察したり、子どもに新たな情報提供をしたりしながら、これからも子どもの「好き」を伸ばすサポートをしていけたらなと思います。 また、親は親でこれまでの経験をもとに子どもの行動に良い悪いの判定を下しがちですが、子どもの「好き」を大切にすることで、新たな気づきが得られて、親の成長にもつながっていくのでは思っています。
【プロフィール】えみ
長女・みいちゃん、長男・とうくん、次女・あーちゃんの3人を育てる母。 インスタグラムで、その子育て法を漫画で紹介したところ、「ためになる!」「我が家でも取り入れたい!」と話題に。 コーヒーと甘いものが大好きです。