須藤牧場(館山)が「ちばガストロノミーAWARD」で大賞に(千葉県)
地域社会との関わりに積極的な、県内の優れた飲食店や生産者を表彰する「ちばガストロノミーAWARD」の表彰式が千葉市内のホテルであった。生産者部門の大賞に、館山市安東の須藤牧場が選ばれた。 県内の優れた飲食店や生産者を、おいしさやクオリティだけでなく、食材を生み出した多様な風土や文化、歴史、生産者の思い、食材を料理するレストランやシェフに至るまでのストーリーなども総合的に評価、表彰する取り組み。 同実行委員会が昨年10月から実施している「ちばガストロノミー県計画プロジェクト」の一環で、県内の飲食店・生産者からの自薦・他薦を含む500を超える応募の中から、厳正な審査の下、各部門で一次審査を通過した上位30の中から、大賞、特別賞を決定した。 須藤牧場は、市内で4代続く酪農家。牛1頭1頭の健康に配慮した飼育方法によってつくられたうまみ成分の多い牛乳、県内の飲食店と連携した「生シェイク祭り」といった取り組みが評価され、大賞を受賞した。 須藤健太代表(31)は「受賞は大変光栄なこと。酪農家をはじめ生産現場で働く人たちの魅力・価値向上につながればうれしい。今回のアワードには安房地域の多くの事業者がノミネートされたので、さらに連携を深めて地域の活性化にもつなげたい」と喜びを語った。 その他、安房地域では飲食店部門に5店舗、生産者部門に6事業者がノミネート。飲食店部門で2店舗、生産者部門で3事業者が特別賞を受賞した。 安房地域の特別賞受賞者は次のとおり。 【飲食店部門】 ▽グランメゾンW館山美食倶楽部 ▽みささ(株式会社紀伊乃国屋) 【生産者部門】 ▽館山ジビエセンター(合同会社アルコ) ▽株式会社苗目 ▽房総大井倉蒸溜所(ペナシュール房総株式会社)