北海道高速バス事故、遺族が提訴 トラック雇用主に賠償請求
北海道八雲町で昨年6月、トラックが都市間高速バスに衝突し、バスの乗客乗員4人が死亡した事故で、乗客の遺族2人が民法の使用者責任に基づき、死亡したトラック運転手=当時(65)=が勤務していた養豚会社「日本クリーンファーム」(青森県おいらせ町)にそれぞれ約5800万円の損害賠償を求め、函館地裁に提訴したことが17日、分かった。会社は「訴状が届いたばかりでコメントできない」としている。 訴状によると、賠償を求めているのは、死亡した乗客の函館市職員若崎友哉さん=同(33)=の妻ら。妻の代理人を務める弁護士は「請求に従い、会社側が支払うものと考えている」と話している。