今年のアニバーサリーは大人なナイトプールでお祝い! 「DOAXVV」7周年記念・作田プロデューサーインタビュー
コーエーテクモゲームスがDMM GAMES・Steamで配信しているPC用ゲーム「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation(以下、DOAXVV)」。登場する女の子の可愛さで世界中のプレーヤーを虜にしている本作が11月18日で7周年を迎える。 【画像】「DOAXVV」プロデューサー作田泰紀氏 7周年でアップデートで登場するアニバーサリーコーデや新要素など、開発の裏側のお話をプロデューサーの作田泰紀氏に伺ったので本稿でお届けしよう。 ■ 大人の雰囲気が楽しめるアニバーサリーコーデ&サッカープライベート水着が登場 ――定番のお話なのですが、6.5周年から7周年の間はいかがだったでしょうか? 作田氏:まずはじめに、7周年を迎えることができたというのは感慨深い思いです。僕が頑張ったというよりは開発チームの皆が頑張ってくれたおかげです。 ここ半年から1年を振り返ると、「DOAXVV」に限った話ではないですが、現在の市場環境として円安も含めた物価高騰が言われているかと思います。実はそういったコストが上がってしまうことは、運営タイトルにとっても無視できない影響があったりします。例えば、運営するからには皆さんが接続するサーバーが必要ですが、そちらの費用ども影響をうけます。 そういった、これまでと同じことをしていても、これまでよりもコストが膨らむ中で、今までと同じかそれ以上に、オーナーの皆さんに楽しんでいただくには何をしたらいいかを毎日考えながらやってきました。私がディレクターを担当していた3.5周年までの当時の環境昔よりも、7周年を迎える現在はゲーム自体の規模も大きくなったり、求められる品質水準も上がっていたりします。そういった状況の中で、特に開発のリーダー陣は気を配りつつ、オーナーの皆さんにちょっとでも楽しんでいただくために全力で頑張ってくれていました。 もちろん、我々がこうやって頑張ることができるのも、大前提としてオーナーの皆さんがこれまでと変わらず、今まで以上にゲームを愛してプレイしていただけるからです。ですので、皆様のおかげで7周年を迎えることができたのは間違いありません。本当にありがとうございます。 ――これまでプレイしてきたユーザーは、ずっど変わらずプレイを継続されている感じでしょうか? 作田氏:やっぱり7年間運営していると、例えばサービスイン当時に小学1年生のお子さんがいらっしゃったら7年たって小学校を卒業していてるくらい時間がたっているので、オーナーの皆さんの中にも日常生活の変化によって「DOAXVV」が遊び辛くなってきたという方もいらっしゃるかと思います。 実際、そういったオーナーの皆さんの(SNSの)投稿をたまに拝見したりもします。だからこそ我々は「ようやく落ち着いたから遊べそう」というタイミングで戻ってきやすい形を常に保っていきたいなと思っています。今までもですけど、これからもそこは大事にしたいと思っている状況です。 ――“ちょっと離れたらもうついていけない”というゲーム性じゃないのは「DOAXVV」の良いところですよね 作田氏:あるとすれば、毎週変化するトレンドコーデガチャの水着が引けなかったとか、イベントで配信していたアイテムが再入手しづらいとかそのくらいですね。 ――7周年のアニバーサリーイベントは「ナイトパーティー」がテーマということで、かなり予想外なところを突いてきましたが、これはどういった経緯で決まったのでしょうか? 作田氏:5周年のときは海中宮殿、6周年ではシンデレラのお城というような、室内をテーマにしたものが結構続いていましたので、久しぶりに屋外での撮影が楽しめる周年のテーマにしたいなというところが大きなコンセプトにありました。 水着も5周年、6周年は可愛い雰囲気だったり幻想的な雰囲気を優先してきましたので、今回はセクシーな大人な雰囲気が楽しめる水着というのも意識して作っています。ナイトプール風のプールサイドで撮影が楽しめるというところと掛け合わせてこのテーマに決まった感じですね。 ――ナイトプールというと、もっとはっちゃけたイメージもありますが、今回の水着はかなり落ち着いた感じですね 作田氏:いわゆる若い女の子が楽しんでいる感じですよね(笑)。他のアップデート要素にも絡みますが、今回の印象的にはどちらかというと大人な女性、特にシャンディだったりとか「DOAXVV」が持っている夜の雰囲気の女性というところを意識したクールビューティーな方向ですね。 ――今回の周年水着も例年通りログインで手に入るチケットでガチャが回せるのは嬉しいですね 作田氏:やっぱり周年は皆さんに期待していただいているので、少しでもお応えできて満足してもらえればありがたいなぁと思って用意しています。 ――ナイトプールの撮影スポットが登場しますが、注目してもらいたいポイントなどありますか? 作田氏:プールサイドと言っても、もともと夜の時間になるだけだったら今まででもできたわけじゃないですか。あえて新しい撮影スポットを用意するからには、普通の夜ではできないことにこだわっています。 元々のデザインとして、ナイトプールのネオンサインやプールに浮かぶ光るボールとかが入っていて、ライティングも少し特殊な雰囲気になるっています。また、単に夜のライティングになるだけでなく大人の雰囲気を醸し出すライティングを意識的に作っています。今まで見たことがないような女の子たちの撮影が楽しめる場所にしようと。 ――なるほど。それは注目したいですね 作田氏:ちなみにナイトプールに関してはヴィーナスコインで解放できる要素なので、ヴィーナスショップに並んでいるのでぜひ解放していただけたらなと思います。ビキニ系の水着で撮影するのも良いですし、今回のアニバーサリーのドレッシーな大人の水着で合わせて撮っていただければ良いんじゃないかなと思います。 ――アニバーサリーコーデとは別に今回もスポーツ系のプライベートコーデがありますが、どのような流れで今年はサッカー水着になったのでしょうか? 作田氏:私も「何でそんなに球技にこだわるの?」ってなってるんですけどね(笑)。今までやっていなかった球技の中でユニフォームっていうのは結構わかりやすいというのもありますし、サッカーボールという小道具を使った撮影をぜひ楽しんでもらいたいというところもあってサッカーになりました。 あとユニフォームは、以前あった「ヴィーナスナイン」という野球の水着と同じように背番号を切り替えられるようになっています。サッカーということでちゃんと1から11まで切り替えられますので、ぜひ推しの女の子に好きな番号を付けて編成を組んでいただけたらと思います。 ――今後もまだ球技、スポーツ系のジャンルでいけそうですか? 作田氏:どうなんですかね? 私は別のデザインでも良いと思ってるんですけど(笑)。まぁ、いけるかいけないかで言うと大分数は減ってきていますがいけなくはないと思います。 一部のオーナーさんはご存じかと思いますが、国際版の方ではとある球技の水着を先日リリースして、国内のオーナーさんは「また球技の数が減ったぞ!」という反応いただいたりしました。ですので、球技を採用することもできますが無理にそこにこだわらなくてもとは思います。まぁ重要なのは一緒についてくる小道具だと思っています。小道具を使って遊ぶというときに球技系は使いやすいと思います。 作田氏:ちなみに、今回のサッカー水着のサッカーボールはすごいこだわりがあって、私は最近は私から直接修正指示などは出すことはしないようにしているんですよ、(開発チームが)作りたいものを作ってお届けしたいので。だけど、このサッカーボールを使ったポーズは“やわらかエンジン”でこだわらなきゃ駄目でしょってフィードバックをして、2回くらい調整してもらったので、ご購入いただけましたらぜひ試していただけたらと思います。 ――サッカーボールにそんな熱量が込められているとは 作田氏:サッカーボールを抱えるポーズがあるんですけど、胸に当たったりしたら当然やわらかいものですから――こだわっているのでぜひ。 ■ 最新アップデート遊びの幅が格段にアップ ――アップデートでいろいろな新機能が追加されますが、その中の「バー」について伺えますか 作田氏:今回追加したバーでどんなメリットがあるのかというのを先にお伝えすると、「ヴィーナスボード」を解放していくうえで必要になる「ヴィーナスメモリー」を入手できる場所になります。 今までフェスに参加させないとその女の子のヴィーナスメモリーを手に入れることができなかったんですよ。31人も女の子がいるのに、ヴィーナスメモリーを入手できるフェスには2人ずつしか参加できないため、ヴィーナスボードの解放がなかなか進められないというご意見をいただいていました。 そういったご意見をいただく中で、試合には出ていないけどヴィーナスメモリーが集められる場所が必要だよねとなりました。女の子の経験値でいうところの温泉みたいな場所を用意しようとバーが作られた感じです。 バーでは、「ヴィーナスドリンク」というアイテムが入手できます。このアイテムを女の子にプレゼントすることでヴィーナスメモリーが入手できるようになります。 このプレゼントアイテムは、バーで毎日コツコツ獲得できますし、さらにトレンドコーデがあればより入手しやすくなったりもします。バーを追加したことで、今まで以上にヴィーナスボードの解放が進められるんじゃないかなと思ってます。 ――それは嬉しいですね。確かになかなか解放できずにいました。個人的にはそういうものだと思ってプレイしていたのですが、運営的には厳しくし過ぎたという感じだったのですか? 作田氏:初めはある程度そういうもの(サクサク解放できない)という意識はありました。一番最初にヴィーナスボードを作るに至ったのも、女の子の経験値がいつもカンストしていてトレンドコーデを手に入れたんだけど育て切っているためフェスを遊ぶ意味がないという意見を受けてのものでした。そのため推しの女の子でも育てられないので、そもそもトレンドコーデガチャ引くのやめようかなみたいなお声もみかけていまして、この状況は良くないなと、当時は思いました。 とはいえ女の子レベルの上限だけを解放していくだけでいいのかというと、もうちょっと面白みが欲しいと。そこでヴィーナスボードというものでスキルを上げたりできると良いんじゃないという発想で始まったものです。 フェスをプレイするための目的を作るために用意したものなんですけど、とはいえいろんな女の子を育てたいという要望をいただいていたので、7周年というタイミングでもう一段階遊びやすくするアップデートは取り入れた方が良いとなりました。なんせ女の子は31人もいるので。 機能的な部分でいうとそんな感じです。あとはなぜバーにしたのかというと、11月19日って「女天狗」の特別な日(他の女の子でいう誕生日のような日)なんですよ。プールバーにビリヤード台が置かれているんですけど、実はそのビリヤード台を使った誕生日テーマになっています。誕生日のテーマにも関わってくるし、シャンディというバーテンダーの女の子もいることだし、バーという場所をご用意した形になります。プールバー自体はヴィーナスショップで解放できますのでぜひ。 ――撮影の部分もパワーアップしていて3人撮影が可能になりましたが、これはいつ頃から実装を考えていたのでしょうか? 作田氏:1番最初に3人撮影の話をし出したのは5.5周年のときです。5.5周年のイベントこちらではいわゆるレーシングカーのような大道具があったんですけど、あのときに3人で撮影できるというシチュエーションを用意していたんですよね。その頃から3人で撮影できる環境を用意したいなと考えていたりしました。 とはいえ、すぐに対応できなかったのは、常に遊べる機能として提供するからには要求するPCスペックが高くなる可能性があり、場合によっては一部の方がゲームを楽しめなくなる場合があったことが主な理由です。そういった理由を以前の生放送で私からご説明していたことはあったのですが、それでも要望としていただいておりましたし、サービスイン時に想定したPC市場の環境と比べて、7年経った今ならサービスインの頃より性能の良いPCでプレイされている方も多いんじゃないかというのもあって、少し攻めた形になりますけど3人の撮影をできるようにしました。 これを説明すると、温泉とかは4人でいけるじゃんと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、あれはあくまで温泉という場所に限定しているため、女の子の以外の背景が必ず同じなんですね。そのためある程度負荷をコントロールができるのですが、3人撮影に関しては様々なスポットに対応しているため、すべてのスポットで大丈夫なのかをちゃんと確認する必要があり難しかったという経緯もあります。今回はそういったところも対応するような形にさせていただいています。 ――3人撮影の実装でフォトコンテストなどのレベルも上がりそうですね 作田氏:意外と難しいかなと思いつつ、皆さんが予想を超えてきますからね。3人撮影の機能に関するご意見もいただくかとは思いますが、そこは1つ1つ確認させていただきながら少しでも楽しんでいただけるように今後もアップデートしていきたいと思っております。素晴らしい写真を期待しております。 ――ほかにも「フォトフレーム」と「フォトフィルター」が同時に使えるようになってますが、これは撮影に力を入れているファンには嬉しいポイントですね 作田氏:6.5周年の際に可愛いフレームを用意したり、津々巳あや先生の4コマに絡めたフレームを先生の誕生日に合わせて追加させていただいていたんですけど、そういったフレームと、高彩度などのフィルターをセットで遊びたいというお声をオーナーの皆さんからいただいていたのは認識していました。 元々のメニュー構造の都合により同じカテゴリーとなっていたため同時に使用はできなかったものの、そのメニューの仕様を1度整理し、両方掛け合わせて使うことができますし、皆さんにも喜んでいただけるんじゃないかと思い対応させていただきました。 ――遊びの幅がどんどん広がっていきますね 作田氏:撮影機能については、アップデートごとに細かく追加していくことはあり、特にユーザーインターフェイス的にいろいろ付けたしてきたのでどこかのタイミングで整理したいなと思っていました。そこで、この7周年のタイミングで新しいオーナーさんがプレイされる際に何をやったらいいかわからないという方も結構いらっしゃるかなと感じていたので。最初から遊んでくださっている方であれば違和感もないかと思いますが、最近はじめられた方には難しかったんだろうなと思い、UI周りをスッキリさせました。 ――ホーム画面もかなり手が加わっていますね 作田氏:ホーム画面の方も撮影のカメラアイコンが今まで右上にありました。でもこのゲーム、撮影がメインコンテンツだと言いながら右上に複数のアイコンがあり「ここで撮影ができる」と気づきにくくなっていて。サービスインのときはカメラアイコンしかなかったんですけど、その後オーナールームであったり、色々な要素への入り口としてアイコンが追加したことで、わかりにくくなっていたかと思います。 あと、「並んでいる各メニューの関係性がわからないのでは?」と感じましたので、括りが近いものをまとめる形で整理しつつ、より撮影を楽しんでもらうため撮影ボタンは右下に大きく載せようといった感じでレイアウトを調整しました。 具体的には、上の方にアクティビティーをまとめたツリーも伸びていて、オーナールームでのお仕事や温泉、今回追加されたバーであったりと時間の経過でリワードがあるものや期間限定で開催されるものを主に並べるようにしています。下段の方は、こういうことを入手した方が遊びやすいよというようなものをおすすめさせていただいています。 ――これまでいろいろな方向で進化を重ねてきましたが、先の7.5周年、8周年はどのように向けて動いていくのでしょうか? 作田氏:7周年のタイミングで一番大きかったのは「Venus Vacation」のコンシューマーゲーム「Venus Vacation PRISM -DEAD OR ALIVE Xtreme-(VVプリズム)」を発表させていただいたことですね。それがもうすぐやってくる7周年から8周年の間に発売されて「Venus Vacation」というシリーズをより多くの方に知っていただいたり遊んでいただける機会だなと思っております。そこで知ってもらった方にサービスを続けている「DOAXVV」をプレイしていただいた際により遊びやすい形にするというのは意識して作っています。そういった部分はこれからも継続的にアップデートし、女の子を撮影して楽しむ要素を大前提としてサポートしていきます。 また、以前のインタビューでお話させていただいたんですけど、国際版の方に実装されている「ヴィーナスアリーナ」というオーナーさん同士のちょっとした対戦要素みたいなものがあり、ちょっとしたアレンジ版として実装するかを引き続き検討しています。 こちらは国際版のオーナーさんに合わせてチューニングされたものなので全く同じという形ではないんですけど、遊びやすい形にアレンジさせていただきます。心配されている方もいらっしゃるかと思うので補足しますが、過去に開催していたランキングイベントみたいな終始張り付いてプレイしなければいけない仕様にはしない予定です。こちらはお楽しみにお待ちいただければと思います。 ――最後に、「DOAXVV」と一緒に7年間を歩んできたファンに一言いただけますでしょうか 作田氏:7周年まで運営していく中で、トゥルーカラーアップデートでいうと「なぎさ」であったり、「DEAD OR ALIVE」シリーズの女の子もトゥルーカラーアップデートを追加してほしいという声を受け「こころ」のトゥルーカラーアップデートを追加してきました。新ヴィーナスに関しても「メグ」もそうですし、国際版と同時に「れいか」も登場させていただいて、みなさんに7年目を楽しんでいただけたかなと思っています。 8年目に関しても、皆さんに楽しんでいただけるようなコンテンツを引き続きお届けしていきたいです。運営タイトルとして皆さんにサプライズも含めて喜んでいただくことが一番で“良い意味で今遊ばなきゃいけない”、“みんなで盛り上がっている今の状況を楽しむのが一番だよね”と感じていただけるようなゲームとして運営を続けていきたいと考えています。 皆さんもいろいろあると思うので、仮に今は遊ぶ時間がとれないというときは離れて、いつでも戻ってきやすい形にしていきますので、ふと思ったらいつでも遊んでいただければと思っております。両方遊べる形を用意していますので、一瞬「Venus Vacation PRISM」で離れても戻ってきてください(笑)。 そういった形で8年目も運営していきますので「Venus Vacation PRISM」と合わせて「DOAXVV」の方も愛していただければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。 ――ありがとうございます。8年目も楽しみにしています (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved. 画面は開発中であり、実際のものとは異なる場合があります。
GAME Watch,遠藤浩之
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