“世界一広いワンフロア”のユニクロが札幌に誕生
【北海道・札幌】アパレルショップ「ユニクロ」を展開している株式会社ファーストリテイリング(本社・東京都港区)が27日、“世界一広いワンフロア”のユニクロとなる「札幌エスタ店」(北海道札幌市)をリニューアルオープンしました。 JR札幌駅直結のショッピングモールであるエスタには、もともとユニクロの店舗がありましたが、5階フロアを全面改装し、1020坪という広さの店舗をオープンしました。この広さはあべのキューズモール店と並ぶ、「ワンフロアのユニクロ」としては最大の広さを誇ります。
初のキッズ専用試着室を設置
オープン前の告知には、札幌で活躍する文化人や市民が登場、「地元に密着したユニクロ」をPRしてきました。店内には札幌で馴染みのある店舗や観光地を紹介する『まっぽろ』というラウンジや、ユニクロでは初めての導入となる「チラシ・商品検索アプリ」コーナーなども設けられています。 またファミリー層の多い札幌の地域性から、キッズ売り場におよそ100坪を割いているのも特徴。ユニクロ初となるキッズ売り場専用の試着室、さらには札幌を代表する絵本作家・SORAさんによるオリジナルデザインのウォールが設置されています。
そして北海道の店舗では初となる『UTem!』(オリジナルTシャツを作成できるアプリ)のプリンターも登場、店頭で自分がデザインしたTシャツやトートバッグのプリントができます。 リニューアル初日となる27日は、通常の営業時間より1時間早い午前9時のオープンを予定していました。しかし、エスタ地下1階の店舗直通エレベーター前には、午前7時過ぎから多くの客が並び始めたため、予定より15分前倒して午前8時45分にオープン。開店を待ちわびた買い物客は、先着順で人数を分けて入店して行きました。
今後はロードサイド型店舗を
同社グループ執行役員・ユニクロ日本COOの果瀬聡さんは「北海道、札幌は特に食文化の素材の良さに注目していまして、素材の良さを追求しているユニクロと共通する部分が多いと思います。今日もこれだけ多くのお客さんに来ていただいて、ますます地域に密着したユニクロでありたいと考えています」と、今回のリニューアルオープンへの思いを語りました。 また、今後の展望について「今回、非常に公共交通機関の便のいい場所に店舗をオープンできたので、今度はロードサイド型店舗をオープンできればと思っています。北海道は車社会なので、より地域に密着出来れば」と話しました。 リニューアルオープンした同店の営業時間は、午後10時から午後9時までです。 (ライター・橋場了吾)