経済界の今年の見通しは?人手不足や円安などの課題 一方で期待も 鹿児島
南日本放送
鹿児島市では7日、県内経済界のトップが集まる恒例の年始会が開かれました。「天気予報」になぞらえて今年の見通しを聞きました。 7日は中小企業団体中央会の年始会が開かれました。人手不足や円安など課題が山積する中… (商店街振興組合理事長)「曇り、またはにわか雨。日本の人口減の中で、会社に新しい人材を取り込むのかが難しくなっている」 (運送業)「現実としては雨。根底にある人手不足、燃料高騰、コストの負担をどう解消するのかが大きな課題」 (調味料製造業)「限りなく雨に近い曇り。円安が影響している。天候、世界的な異常気象に伴う不作。鹿児島の醤油は甘いと認知されつつある、コツコツやっていくしかない」 一方、人手不足の中で前向きな声も… (造船業)「晴れ。今年もたくさんの生徒や学校の先生も一緒に来てもらい、造船業や船の修理が鹿児島にあることを知ってほしい」 去年、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産登録され、酒造業界には追い風が吹いています。 (酒造業)「晴れと言いたいが曇り。(ユネスコの登録に)甘んじることなく努力をしていかないと。業界でPRすることが大事」 昨年度、農林水産物の輸出額が367億円と、過去最高を更新した勢いが続くという見方も。 (政府系金融機関)「(薄曇りに晴れ間)今年は国の政策も動いてくるので、海外に向けて鹿児島のすばらしい魅力ある農産加工品を売り込むチャンスになる年だと思う」 7日は県観光連盟の新年互礼会も開かれました。参加者はインバウンドの回復に伴う観光振興に期待を込めます。 (ホテル経営)「晴れ。外国人観光客を中心に集客したい。環境整備したりしているので今年は期待したい」 (飲食店経営)「もちろん晴れ。コロナの後の大変さがあったので、環境を整えて勢いよく進んでいっている。(Q.コロナ後を見据えて事業を拡大した?)拡大した。冒険だった」 (交通事業)「今は曇り、晴れに持っていきたい。去年おととし大幅に賃金アップした。できるだけ減便せずに現状維持でやっていきたい」
(航空業)「期待を込めて晴れ。インバウンドはさらなる期待ができるけど、航空路線の維持のためにはアウトバウンドも必要なので、県民にもパスポートを取って海外にも足を運んでもらえればありがたい」
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