鍵山優真、新たな4回転習得中「もっと高めて」けん引する立場に「今の僕に羽生選手、宇野選手のような安心感はまだない」
フィギュアスケート男子で、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が20日、4月からスポンサー契約を結ぶ静岡・浜松市のスズキ本社を訪問した。期間は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪までとなる。 心強い新たなサポートを受け、「すごくありがたく思っている。その分、結果を残して頑張らなきゃなという強い気持ちもあるので、頑張りたい」と抱負。来季はミラノ五輪のプレシーズンとなり「初戦から突っ走っていきたい。プログラムの完成度も序盤から高めて、しっかりいい評価を得られるように頑張りたい」と決意を新たにした。 現在は、新たに4回転ルッツを習得中であることを明かし、「2日に1回くらいの確率で降りれるが、もっともっと高めて、体力もついてきた頃にプログラムに入れられたら」と見据える。 今月9日には、宇野昌磨さんが現役引退を発表。発表の少し前に知らされていたという鍵山は「聞いた時はビックリした。現役引退してもこれからプロとして、宇野選手のスケートを見れることがすごく楽しみ。また練習も一緒にしたい」と語った。今後は、自身がさらに日本をけん引していく立場に。「今の僕には羽生選手、宇野選手のような『絶対的に日本を任せられる』みたいな安心感はまだそんなにないと思う。もっともっと試合をたくさん経験して、貫禄やオーラとか、そういうものを身につけていけたら」と意気込んだ。
報知新聞社