千葉県香取市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑いの事例を巡り、県は10月23日、遺伝子検査の結果、陽性と確認したと発表しました。 　今シーズン、全国では2例目、県内では初の確認です。 　県によりますと、22日、香取市の養鶏場で、死んだニワトリの数が増えていると通報があり、県が遺伝子検査を行ったところ、23日朝、鳥インフルエンザに感染していることを確認しました。 　このため、県は23日午前から、この養鶏場で飼育している卵を採ることを目的としたニワトリ「採卵鶏」約3万8000羽の処分と農場の消毒などを進めています。 　また、現場から半径10キロ以内で飼育されているニワトリの移動や搬出を制限しました。 　熊谷知事は「県を挙げて感染防止に努める」としたうえで、県内全ての養鶏農家に感染防止の徹底を呼びかけるよう、関係部署に対して指示しました。