歌舞伎の舞台でも、落語の高座でもない不思議なコラボ『坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演』
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。 【水先案内人 山本益博のおススメ】 若手の時代からユーミンはじめ異業種の名手とのコラボを企画し、公演で大成功を収めてきた春風亭小朝が、今回は歌舞伎の坂東玉三郎と歌舞伎座の舞台に立つ。 今回の特別公演のプログラムは「落語芝居」と銘打った三遊亭圓朝作『怪談 牡丹灯籠-御札はがし-』と『越路吹雪物語』。『牡丹燈籠』では、落語の高座と歌舞伎の芝居が舞台でコラボするらしい。『越路吹雪物語』は春風亭小朝の新作落語だが、落語の口演中に、越路吹雪に扮した坂東玉三郎が歌うという趣向が入るという。 歌舞伎の舞台でもない、落語の高座でもない不思議なコラボ、この公演から新しい芸能のパワーが生まれることを期待したい。 <公演情報> 『坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演』 7月25日(木) 東京・歌舞伎座 【演目】 一、落語芝居『怪談 牡丹燈籠』(かいだん ぼたんどうろう) -御札はがし- 坂東玉三郎 春風亭小朝 二、『越路吹雪物語』(こしじふぶきものがたり) 坂東玉三郎 春風亭小朝