カフェや大型遊具、あったらいいな…那覇・与儀公園の理想像を議論 整備へ市民ら 沖縄
那覇市は17、18の両日、1970年に整備された那覇市寄宮の与儀公園の再編整備に向けて、市民のアイデアを聞くワークショップを市保健所で開いた。 【イメージ写真】与儀公園に隣接、那覇市民会館跡地に複合施設 カフェや保育園
参加者はカフェやウオーキングコース、暑さをしのぐ日よけなど、理想像を真剣に議論し、行政に託した。市は2024年度内に基本計画を策定する。 与儀公園は隣接する旧那覇市民会館と同じ70年に整備された。敷地面積は約2.67ヘクタールで、住民運動の場としても幅広く活用されてきた。整備から約54年が経過して、今は伸びた樹木により見通しが悪く段差も多い。一部利用者による占有もあり、さまざまな要因で利用者が減少しているという。 参加者は「雰囲気が暗い」「子どもだけで遊びにくい」「利用者が減っている」などの課題を挙げつつ真剣な表情で意見を交わした。 安心して遊べる大型遊具やスポーツ施設、ウオーキングコースなど年代別に利用しやすい環境をグループごとに提案した。また、日差しを避けるあずまや、涼しげな噴水など自然を生かした環境づくりを求める声も挙がった。駐車場を求める意見もあった。参加した60代男性は「水はけもよくしつつ、ガーブ川の水路も見栄え良くしてほしい」と語った。
同公園の再編整備は、旧那覇市民会館を撤去してして新たな公共施設を建てる「新真和志支所複合施設建設事業」の一環。73年3月に設置されたD51型蒸気機関車は現在地で展示し続ける予定。患者搬送に利用されている緑地の防災ヘリポート機能は維持する。 (嘉陽拓也)
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