「アンチヒーロー」名前の色に隠された意味・白木(大島優子)の“裏設定”…プロデューサーが徹底解説【飯田和孝P囲み取材Vol.2】
【モデルプレス=2024/06/15】俳優の長谷川博己が主演を務める TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~※最終回は25分拡大スペシャル)が16日に、いよいよ最終回を迎える。放送を控え、同作を手掛ける飯田和孝プロデューサーがモデルプレスら報道陣の取材に応じ、SNSで話題を集めていた“役名に入っている色”について明かした。<飯田和孝P囲み取材Vol.2> 【写真】「アンチヒーロー」タイトル手書き文字の“種明かし” ◆長谷川博己主演「アンチヒーロー」 本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)が視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?」を問いかける、前代未聞の逆転パラドックスエンターテイメント。 ◆「アンチヒーロー」役名に色を取り入れた理由 豪華な出演者やそれぞれの役どころ、考察要素満載のストーリーに注目が集まるほか、SNS上では役名に色を表す漢字が入っているという共通点が話題を呼んでいた同作。 2020年に企画を立てた最初の段階から、色を取り入れた名前に統一しようという構想があったことを明かした飯田Pは「白か黒かをはっきりつけることが法律として形容されるので、そうした色を使って遊べると面白いかなと脚本の福田(哲平)さんと考えた」と説明。実際に緋山の「緋」は「檜」、桃瀬の「桃」は「百」と、それぞれ別の漢字で設定されていたものの、コンセプトに合わせて変更したという。 こうした色付けはどことなく “戦隊モノ”とも重なり「レッドの赤峰(北村匠海)が実は主人公なのか?」「明墨はボスかも?」と様々な見方ができることに「狙ったわけではないですが面白いなと思い乗っからせていただきました」とコメントしていた。 ◆「アンチヒーロー」色の意味を解説 ここでは、飯田Pが語った役名に取り入れられた色の意味をピックアップして紹介する。 ・明墨正樹(長谷川博己) 墨という字からも分かりやすいように、黒と白の曖昧な感じを表現しています。 ・赤峰柊斗(北村匠海) みなさんがイメージするように、エネルギーがある熱量の高いキャラクターから赤にしています。 ・紫ノ宮飛鳥(堀田真由) 冷静ですが、内にみなぎるものがある赤峰とはまた違った熱さを持った人です。 ・白木凛(大島優子) 一見裏や含みがありそうですが、もしかしたら一番純粋で真っすぐな思いを持っている人だと思います。実は元の企画書では、お嬢様だけど型にハマらず反発して家を出て、キャバクラに勤めていたという設定があるんです。大島さんはその設定を知って演じられています。 ・青山憲治(林泰文) 爽やかな青なのか、藍色に近い黒が入っている青なのか、スカイブルーのような鮮やかな青なのか…青山さんがどんな青なのか、正直僕も掴みきれていない気がしますが、いろいろなものに化けられることが青色に繋がっていると感じます。 ・桃瀬礼子(吹石一恵) 脚本家と話していた勝手な印象ですが、このドラマの中での愛の象徴は桃瀬じゃないかなと。どのドラマにもやっぱり“愛”というものが中心にあると考えていて、人が動くときは愛の要素が動機になっていると思います。そういう意味では、もしかしたら桃瀬がこのドラマの軸になっていたのではないかと、9話~10話を観て改めて感じました。 ・緑川歩佳(木村佳乃) 緑はナチュラルで調和される色というか、どこにいても一体化していくようなイメージがあって、キャラクターとしてもそういった意味合いがあります。元々バッジに潜んでいる色でもあり、主張しすぎないけれど意味を持つ色だと思います。 (modelpress編集部) ◆「アンチヒーロー」最終話あらすじ 明墨(長谷川博己)を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる。担当検事は伊達原(野村萬斎)。法廷で因縁の対決が繰り広げられる。 12年前の事件、志水(緒形直人)の冤罪は証明されるのか。正義とは何か?アンチヒーローの結末は?すべての真相が明かされる。 【Not Sponsored 記事】
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