ヤクルト・吉村貢司郎、巨人に7回途中まで4安打無失点で5勝目 昨季は防御率11・25、「Gキラー」に名乗り
◇21日 巨人2―4ヤクルト(東京ドーム) ヤクルト・吉村貢司郎投手が「Gキラー」に名乗りを上げた。リーグ戦再開初戦に先発し、自己最長の7イニング1/3を4安打無失点の好投。チームトップの5勝目を挙げた。 昨季は巨人戦に2試合先発し、計8イニングを自責点10で防御率11・25と振るわなかった。今季は2試合で計14イニング1/3を無失点で防御率0・00と圧倒している。「いい打線なので丁寧に投げよう」と強く意識しているといい、この日は立ち上がりに苦しんだが、調子は尻上がりだった。 ただ反省点もあった。初体験となった8回のマウンドで1死から2者連続四球を与えたところで降板。課題も残しただけに「最後までいけなかったのは悔しい。しっかりもっと長いイニングを投げていけるように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。 5月17日の阪神戦(甲子園)以来、4試合ぶりの白星。高津監督は「これを積み重ねていくことが大事」と強調した。2年目右腕が、上位浮上を目指すチームに貢献していく。
中日スポーツ