祈祷で甘酒を提供 射水・放生津八幡宮
射水市の放生津八幡宮は来月の初詣で、祈祷(きとう)を受ける人が自身に振る舞われる御神酒(おみき)と甘酒を選べるようにする。車を運転して参拝に訪れる人やアルコールが苦手な人も安心して祈祷を受けられるようにするためで、24日は同市で醤油やみそを醸造する「中六醸造元」から奉納された甘酒を供える神事が営まれた。 甘酒は米と米麹(こうじ)からつくられ、アルコールを一切含んでいない。放生津八幡宮で提供する甘酒は、全て中六醸造元でつくられたもので、県産米を原材料に使用する。 神事では大伴泰史宮司が祝詞を奏上、同社の板林勇樹専務が玉串をささげた。大伴宮司は「ご利益があるよう御神酒と同じく、甘酒も神様にお供えしたものをお出しする」と話した。板林専務は「多くの人に甘酒を味わってもらえる機会になってほしい」と期待した。