ドジャースファン暴徒化 ロス厳戒 機動隊と衝突、バス炎上、商店で略奪まで…12人逮捕
4年ぶり8度目の世界一に輝いたドジャースの本拠地があるロサンゼルスでは多くのファンが30日夜から31日未明にかけて街に繰り出し、一部が機動隊と衝突するなど暴動が発生した。興奮した一部のファンが暴徒化したものとみられる。 【写真あり】浦和 一部サポーターが“暴徒化” 殴り合い、愛知県警が出動 中心街・ダウンタウンは試合終了後から歓喜に酔いしれる、ユニホームを着たファンで埋め尽くされた。現地警察はSNSで「優勝を祝いたいのは分かりますが、ダウンタウン地区には行かないでください」と警告。中心通りの車両と歩行者を通行禁止にするなど警戒態勢を強いた。 地元メディアによると、興奮したファンが車で走り回ったり、投てき物や花火を投げつけたり、道路を占拠するなど大暴れ。人が密集した中で、商店のガラスなどを割って店内に侵入して商品を持ち出す略奪も発生。NBAレーカーズの本拠地であるクリプト・ドットコム・アリーナをファンの大群が占拠し、機動隊が出動する事態となった。 さらに本拠地のドジャースタジアムにほど近い、エコーパーク地区の交差点ではバスが炎上する騒ぎも発生。興奮したファンが通りかかったバスに落書きをして停車させ、車両に上ったり、付近で花火を打ち上げるなどやりたい放題。事態を沈静化しようとした警官に向けてファンが投げつけた花火などがバスに引火したとみられ、周囲は騒然となった。この騒ぎで少なくとも12人が逮捕された。