米企業CEOが中国滞在を延長、習主席との会談への招待受け-関係者
(ブルームバーグ): 中国のビジネスフォーラム出席のために北京を訪れている一部の米企業幹部は、中国のトップリーダーとの会談に招待されたことを受け、以前から計画していたスケジュールを組み直している。大方の見方では、このトップリーダーは習近平国家主席だとされている。
習主席の氏名が招待状に記載されていないにもかかわらず、同主席との会談が行われるという暗黙の了解があると、事情に詳しい3人の関係者が情報の部外秘を理由に匿名を条件に明らかにした。習氏が昨年11月に米サンフランシスコで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて、米国のビジネスリーダーとの夕食会に出席した際も、同様の手順が踏まれていた。
ファイザーのアルバート・ブーラ氏、フェデックスのラジ・サブラマニアム氏、アムウェイのミリン・パント氏ら米企業の最高経営責任者(CEO)が、25日に終了した中国発展フォーラムのために訪中している。
事情に詳しい関係者の1人によると、27日の会合に出席する可能性がある一部の幹部は滞在を延長する必要があり、招待状を受け取った少なくとも2人は先約のため出席できないという。どの米企業幹部が招待されているかについては、関係者は明らかにしなかった。
中国外務省に27日の米企業幹部と習主席との会談について確認とコメントを求めたが、これまで返答は得られていない。
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原題:US CEOs Extend China Stay After Last-Minute Invite to Meet Xi(抜粋)
--取材協力:ジェームズ・メーガ、Colum Murphy.
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