「分類」をデザインしよう 漫画家好本さん招き教室 飯田駅前図書館【長野県】
飯田駅前図書館は6日、漫画家・好本拓朗さん(37)=長野県飯田市座光寺出身=から漫画の描き方を学ぶ教室を東和町のムトスぷらざで開いた。中学生から一般の14人が参加。本の内容で蔵書を10種に分ける「分類」のキャラクターデザインを考えた。 図書館にある本は、歴史や哲学、文学など内容別で0~9類に分けられている。教室は地元出身の好本さんから描き方を教わりながら、分類をキャラクター化することで図書館を身近に感じてもらおうと企画した。 好本さんはラフデザインやペン入れ、色塗りなどデザインの手順を説明。「見た目でどの分類か分かるよう、特徴となる要素を取り入れてみて。何より自分が楽しんで描こう」とアドバイスした。 どの分類を担当するか、くじ引きで決定。参加者は該当する分類の本を見てアイデアを膨らませ、好本さんから助言をもらいながら3時間ほど作業した。 参加者が考案したキャラクターは11月以降、駅前図書館で掲示するなどして活用する。