1軍に”推薦“も…?広島、ファームで好成績を残す選手(6)「ポスト菊池」の1番手に…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
佐藤啓介
投打:右投左打 身長/体重:182cm/95kg 生年月日:2001年5月24日 経歴:中京大中京高 - 静岡大 ドラフト:2023年育成選手ドラフト2位 ルーキーイヤーからファームで高打率を残しているのが、佐藤啓介である。 中京大中京高から静岡大に進学。大学では下級生の段階からヒットを量産し続け、リーグ戦通算100安打以上をマークした。 また、逆方向への長打力も光るものがあり、ドラフト候補に浮上。ドラフト会議では広島東洋カープから育成2位指名を受け、入団を果たした。 球団初の「国立大学出身選手」となった佐藤。プロ1年目の今季はファームで.350を超える打率を残し続けると、シーズン開幕から2ヶ月あまりで支配下契約を勝ち取った。 その後、6月9日のロッテ戦で一軍デビューを飾ると、同11日の西武戦では今井達也から一軍でのプロ初ヒットを記録した。 現在はファーム暮らしとなっているが、二軍ではここまで86試合出場で打率.290、4本塁打、27打点、11盗塁をマーク。 ユーティリティー性を備えた守備面を強化し、一軍のレギュラーとなれるか注目だ。
ベースボールチャンネル編集部