上位陣が勝ち星を伸ばせない中、連勝のヴィクトリーナ姫路が4位に浮上。SVリーグ 女子第12節の結果
上位2チームが他を引き離しつつある「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」女子。1月の連休には、注目の度の高い上位勢の直接対決が複数組まれた、第12節が開催された。勝率5割を上回る上位陣ではヴィクトリーナ姫路のみが連勝を飾り、トップ2との差を縮めることに成功した。
首位を行く大阪マーヴェラスは、敵地にて4位につけるNECレッドロケッツ川崎と対戦。大一番のGAME1は、ホームのNEC川崎が第1セットを25-19で奪い先手を取る。
一方、リセ ファンヘッケ、宮部愛芽世、林琴奈、蓑輪幸、大山遼らが、多彩な攻撃を繰り広げる大阪MVは第2セットを25-19で奪い返すと、第3セットも25-17で奪取し、試合の主導権を握る。
これに対し、NEC川崎は佐藤淑乃を攻撃の軸として盛り返しを見せ、第4セットを25-23で奪うと、第5セットも15-12で連取し、フルセットの熱戦に終止符を打った。
しかし、同様の好勝負が期待された翌日のGAME2は、一転してビジターチームによる一方的な試合展開となり、ファンヘッケと林がチームの攻撃を牽引した大阪MVが、セットカウント3-0のストレート勝利を遂げ、首位の座を堅持した。
ゲーム差なしの2位で第12節を迎えたデンソーエアリービーズは、敵地で10位のPFUブルーキャッツ石川かほくと対戦。順位を考えると、連勝を果たしたいデンソーだったが、GAME1は予想外の展開となる。
ホームのPFUは第1セットから要所での選手交代などで互角の戦いを見せると、第1セットこそデュースの末に落とすも、粘りを見せた第2セットを27-25で奪取すると、その後は怒涛の勢いを見せ、続く2セットを連取し、セットカウント3-1の勝利で地元のファンを大いに沸かせた。
しかし、これで目が覚めたか、翌日のGAME2は終始デンソーが試合の主導権を手放さない展開となり、モンチベレル ロザマリアが別格の破壊力を見せるなか、セットカウント3-0で勝利。首位争いを繰り広げる大阪MVとのゲーム差なしをキープした。