“高視聴率俳優”対決となった木村拓哉（左）と山下智久

　放送前から注目されていた、木村拓哉主演のドラマ『Believe-君にかける橋-』が4月25日にスタートし、初回の世帯平均視聴率が11.7％（ビデオリサーチ調べ・関東地区。以下同）だったことが分かった。個人視聴率は6.8％だった。 【画像あり】愛犬とのんびり散歩する木村拓哉・工藤静香夫妻 　今回、木村が演じるのは、大手ゼネコンに所属する狩山陸。橋づくりに情熱を燃やしつつも、刑務所に収容されるという困難に見舞われ、そのなかで希望と再生の道を模索するストーリー。木村とは『GOOD LUCK!!』（TBS系）、『エンジン』（フジテレビ系）でタッグを組んだ、井上由美子氏が脚本を手がける。 　ドラマのレビューサイトでは、第1話を見た視聴者から 《今期のドラマあんまり面白くないなぁ、、と思ってた中でこの先の展開気になる感じ！　俳優陣もみんな好きでワクワク。》 《テレ朝の本気を見た。まずキャスティングが凄すぎる。誰もが主演級で、こんな人たちのスケジュールをよくぞまぁまとめられたなぁとその辺りの裏側を想像して、凄いなって感動して、それなら中身も見てみなくてと第一話リアタイしました》 　と、評価する声が寄せられた。 　ドラマが関心を集めていたのは、かつての事務所の後輩で、木村同様「高視聴率俳優」といわれる山下智久との“新旧対決”があったから。山下は、24日にスタートしたドラマ『ブルーモーメント』（フジテレビ系）で主演を務めている。 「2015年にも、山下さんは『アルジャーノンに花束を』（TBS系）、木村さんが『アイムホーム』（テレビ朝日系）と、2人は同じ時期にドラマで主演しています。 　このとき、山下さんのドラマは全10話の平均世帯視聴率が8.5％、木村さんのドラマは全10話で14.8％で、木村さんの圧勝という結果になり、格の違いを見せつけました。しかしあれから9年、2人を取り巻く状況も大きく変わっています。とくに山下さんは、海外ドラマで主役を演じるなど、俳優として乗っており、木村さんとはいわず、春ドラマのなかでもトップを狙っているでは」（芸能記者） 　ところが、ふたを開けてみれば、『ブルーモーメント』第1話の平均世帯視聴率は8.6％、個人視聴率は4.8％と、 『Believe』に大きく水をあけられた。 「木村さんがテレ朝系のドラマで主演を務めるのは、2022年に放送された『未来への10カウント』以来、2年ぶり。このドラマは、視聴率が1ケタの回もあるなど、木村拓哉作品としては決して好評とはいえませんでした。今回の山下さんとの対決で、木村さんが先輩の貫禄を見せてくれたことで、スタッフもほっとしているのではないでしょうか」（同前） 　とはいえ、第2話以降に“大化け”する作品もある。ストーリーだけでなく、視聴率の行く末も見守りたい。