待ってろ大阪万博! 世界的奏者に伝授され30年脈々と…三島っ子ジャンベ隊42人、母国・ギニアデーで演奏へ
鹿児島県三島村3島4校の児童生徒が2025年6月の大阪・関西万博出演に向け、西アフリカの民族楽器ジャンベの練習に励んでいる。10月下旬、硫黄島港では出港する船に向かって、約15分間の演奏を披露した。子どもたちは「楽しみながら練習し、本番では多くの人にジャンベと島の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。 【写真】〈関連〉三島村の各島の位置を地図で確認する
村によると、万博出演は「ギニアナショナルデー」がある25年6月10日。世界的奏者の故ママディ・ケイタさんが村を訪れた際に作曲した「ミシマ」など3曲を披露する予定。三島村の各学園から、小学4年~中学2年に当たる計42人が参加する見込み。 村は硫黄島でジャンベスクールを運営するほか、1994年からギニア共和国と交流を続ける。各島の子どもたちも、授業や部活動、少年団などで日頃からジャンベに親しんでいる。 三島硫黄島学園ジャンベ部の副部長を務める、8年の三石梨愛さん(14)は「(万博参加を)初めて聞いた時は私たちでいいのかとの思いもあったが、今は楽しみながらみんなで練習を頑張っている。ギニアの人ともコラボできれば」。東京から島に留学中の7年向井ひな美さん(12)は「緊張するけど、島で学んだ楽器を世界の人に見せられるのはうれしい」と笑顔で話した。
南日本新聞 | 鹿児島