ダイアナ妃が愛した「ハイレグ水着」を人気ドラマが衣装として完璧に「再現」! 90年代の日本のシルクプリントもイメージ源に
Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』では全5シーズンにわたって、ロイヤルファミリーの象徴的なファッションスタイルを完璧に再現してきた。前半でいえば、シーズン1に登場したエリザベス女王の戴冠式のドレスがとても印象的だったが、その他にもシーズン4に登場したダイアナ妃のウエディングドレスや、同妃の伝説的なリベンジドレスなど、ドラマ制作チームの "再現率" は見事なものだ。 【写真】キャスティングのセンスにあっぱれ!実物にそっくりすぎるドラマ『ザ・クラウン』のキャストたち
最近配信が開始されたシーズン6のパート1では、ダイアナ妃の水着が見事に再現されている。 最初の3話では、エリザベス・デビッキ演じるダイアナ妃が南仏サントロペで、当時ハロッズやパリのリッツ・ホテルのオーナーだったモハメド・アルファイド所有のヨットでバカンスを送り、さまざまな水着を着用している。 ネオンライムとパープル、ヒョウ柄、白×黒といった鮮やかなワンピース水着の数々は、亡くなるまでの数週間にダイアナ妃が着用していた、いまも記憶に残る水着たちだ。本作品のコスチュームデザイナーを務めるエイミー・ロバーツとシドニー・ロバーツは、実際にオリジナルの水着を手がけたブランド、ゴテックス(Gottex)に助けを求めて連絡したという。 「とにかく行ってみようと思った。そうしたら彼らは素晴らしい人たちで、私たちのために同じものを作ってくれることになった。ダイアナ妃役を演じるエリザベスが心地よく感じるようにフィッティングを重ね、結局3着再現した」とシドニーは『Town & Country』に語る。 しかしながら、それ以外の水着は独自に1から作らなければならなかった。たとえば、ダイアナ妃がドディにキスするシーンで着用しているネオンカラーのプリント水着は、実際にダイアナ妃が着ていたものに似せて作ったものだ。「(オリジナルを)使うことが許されなかったので、我々独自のバージョンを作った」とシドニー。 「オリジナルに近いものを再現する許可がおりないとわかると、コスチュームデザイナーのエイミーが『目を閉じて。あの水着の何を憶えている? あのシーンのどんなことを憶えている?』と聞くの。彼女はシーズン4のウエディングドレスでも同じことをやった。要は色とか気分とか、印象に残ったエッセンスを取り入れるということ。とても90年代っぽいプリントだったから、その感じを再現して、本物に近い感覚を出した」