自転車通学ヘルメット着用、福岡県立学校で来年度から義務化へ…学校側が許可する要件に着用盛り込む
福岡県教育委員会が来年度から、県立学校の生徒に対し、自転車通学時のヘルメット着用を義務づける方針を固めたことが、関係者への取材でわかった。学校側が自転車通学を許可する要件にヘルメット着用を盛り込むこととし、週内にも発表する。 【写真】ヘルメットを着用して登校する西南学院高の生徒たち
警察庁によると、2023年までの5年間に自転車運転中の事故で死亡した1898人のうち、頭に致命傷を受けたのは約半数に上る。一方、福岡県警による今年7月の調査では、県内のヘルメット着用率は12・8%で、年代別では高校生が最低の8・1%だった。
九州・山口では大分県が21年度から、山口県が24年度から県立学校でのヘルメット着用を義務化しており、熊本県も25年度からの義務化を予定している。