<熱血司祭2>キム・ナムギルがランプの魔人“ジーニー”に「ツッコミどころ多すぎ!」絶妙な緩急で韓国では自己最高視聴率更新
キム・ナムギル主演の韓国ドラマ「熱血司祭2」の第3週(第5、6話)が11月23日までに配信された。毎話登場する本格アクションシーンに加え、釜山にも慣れてきた司祭キム・ヘイル(ナムギル)が“ランプの魔人”に変身したり、韓国式プリントシール“人生4カット”に興じたりとギャグ要素も充実。シリアスとコミカルの絶妙な緩急に、視聴者から喝采の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります) 【写真】柔和な笑顔…キム・ナムギルと元“ミス・コリア”らのオフショット ■ヘイル、いよいよ薬物カルテルの本丸に迫る 「熱血司祭」は、バチカンの密命を帯びた“キレる司祭”ヘイルがヘタレ刑事”ク・デヨン(キム・ソンギュン)、男好きで出世欲の強い女性検事ギョンソン(イ・ハニ)ら仲間たちと力を合わせ、あくどい権力者に制裁を加えていく痛快アクションコメディー。 聖職者と刑事、検事が事件捜査に乗り出すというユニークなストーリーが人気を呼び、5年前に放送されたシーズン1は最高視聴率22%を記録。「2019 SBS演技大賞」でキム・ナムギルの大賞を含め8冠に輝いた。シーズン2で繰り広げられているのは、ヘイルたちが釜山で韓国最大の麻薬カルテルと対峙(たいじ)するストーリーだ。 ヘイルと麻薬カルテルのボス、キム・ホンシク(ソンジュン)が互いに強敵であることを認識し、いよいよ対立構造が明確化してきた第5話。一方、釜山にやってきたギョンソンは捜査に本格参入するため、部長検事ナム・ドゥホン(ソ・ヒョヌ)に取り入ろうとあの手この手で接近し、ドゥホンの歓心を買うことに成功。そして第6話では、ヘイルが麻薬組織とホンシクに次第に迫っていく展開が描かれた。 ■アクションに加えギャグシーンも「ツッコミどころ多すぎ!」 4話ラストから続くヘイルの本気のアクションシーンで幕を開けた5話。飛び蹴りから空中で右、左、右と3連キックを打ち込むなど、技の一つ一つにヘイル役・ナムギルの抜群の身体能力とアクションセンスが光る。そこからさらに、1対3の接近戦に展開。表情も真剣そのもので、5話は冒頭からカッコいいキム・ヘイルが存分に味わえる展開となった。 一方でギャグも充実。5話ではヘイルとギョンソンが“保安のため”と称し、被り物を被って“人生4カット”に興じる様子や、地道にCCTV(防犯カメラ)をチェックするジャヨン(キム・ヒョンソ)の「顔認証システムがあればすぐ分かるのに!」のボヤキに応え、“ランプの魔人・ジーニー”と化したヘイルがジャヨンにシステムへのアクセス権を付与するなど、ギャグ要素も満載の展開となった。 さらに、ドゥホンに露骨にゴマをすって取り入るギョンソンや、そのギョンソンに悪役であるホンシクが一目ぼれしてしまうなど、にぎやかに展開した第3週。ヘイルに見放されたと嘆く元ムエタイ選手のソンサク(アン・チャンファン)とコンビニ店員オ・ヨハン(コ・ギュピル)の掛け合いも楽しい。 爽快アクションに加え、ギャグ要素もふんだんに盛り込まれた第3週は、韓国でも今シーズンの視聴率自己最高を更新するなど人気沸騰中。日本でも、視聴したファンから「半分はふざけ倒してる」「ツッコミどころ多すぎ!」「かわいすぎた」といった声が飛び交うにぎわいとなった。 一方で6話ラストでは、神学校の聖母像が炎上する事件が発生。怒りに燃え、いよいよ真剣勝負へと覚悟を決めたヘイルの強烈な目がアップで捉えられると、視聴者からも「これぞ『熱血司祭』!」「キム・ヘイルはこうでないと!」といった声が上がり、続く第4週への期待を大いに高めるラストとなった。 「熱血司祭」シーズン2は毎週金・土曜に1話ずつディズニープラスのスターで独占配信中(全12話)。次回は11月29日(金)に第7話を、30日(土)に第8話が配信される。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部