<春に挑む>選手紹介/14 国学院久我山・橋本大豊/二松学舎大付・柴田壮太朗 /東京
◇守備は瞬発力が売り 国学院久我山 橋本大豊(だいと)(2年) 中学3年の夏、久我山が甲子園の開会式で入場行進する雄姿を見て「自分も久我山に入って甲子園に行きたい」と進学を決めた。 昨秋の都大会は8番二塁手として出場。打球を素早く捕らえる瞬発力が売りで、決勝では遊撃手の下川辺隼人(2年)との連携で併殺を2度奪い、相手のチャンスを阻んだ。優勝を決めた後、下川辺と「あのプレーは大きな意味があった」と互いにたたえ合った。 この冬は、打撃や送球を磨こうと筋トレに励んだ。昨年11月にイチローさんが指導に訪れた際には1対1で投げ方の指導を受け、練習に一層力が入った。 自宅から学校まで距離があり平日は朝が早いため、休日午前はゆっくり過ごすことが多いという。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)168センチ、68キロ(3)八王子ボーイズ(4)この冬で筋力をアップして、走攻守で自分の役目を全うする ……………………………………………………………………………………………………… ◇「食トレ」で打撃磨く 二松学舎大付 柴田壮太朗(1年) 内野手としての守備に自信があり、来た球はすべてアウトにするという心構えでプレーしている。一方で「課題は打撃」といい、この冬は徹底して素振りに打ち込んできた。 元々、他の選手より体が細かったため、誰よりも多く食べるよう意識してきた。合宿所での夕食は1杯600グラムの米2杯分とおかずに加え、余った分も食べるように努めた。この「食トレ」で最近は体が太くなり、バッティングにも力が入るようになったという。 テレビのバラエティー番組が好きで、特にお笑い芸人が出演する番組をよく見る。好きな言葉は「栄光に近道なし」。中学時代に所属していた野球のクラブチームを卒業する際、父から贈られた言葉だ。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)170センチ、69キロ(3)横浜泉中央ボーイズ(神奈川)(4)(出場選手に)選んでもらった恩をしっかり返すような結果を出したい 〔多摩版〕