39年ぶりの降格危機に瀕するバレンシア、今冬2人目の新戦力として元U21英代表の右SBをレンタル獲得!
バレンシアは14日、ボーンマスから右SBマックス・アーロンズを今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表。また、買取オプションも付帯しており、スペイン紙『マルカ』によるとその金額は900万ユーロ(約15億円)とのことだ。 U-21イングランド代表の“常連組”だったアーロンズは、2000年1月4日生まれの現在25歳。ノリッジの下部組織出身で、2018年夏にトップチームに昇格した同選手は、1年目から公式戦43試合に出場するなど台頭。その後も“カナリーズ”の右サイドで躍動し、2度のプレミアリーグ昇格に貢献した。昨夏には、現役時代に同ポジションを本職としたアンドニ・イラオラ監督が指揮するボーンマスに加入。しかし今シーズンは、ここまで公式戦4試合の出場にとどまっていた。 今冬、補強ポジションとして右サイドバックを挙げていたバレンシア。昨年10月に前十字じん帯断裂の重傷を負ったティエリー・コレイアがシーズンアウトとなって以降、ディミトリ・フルキエが出突っ張りの状態だった。『マルカ』は、当初はイバン・フレスネダ(スポルティング)をターゲットに据えていたものの、交渉が複雑化したため、アーロンズに切り替えたと指摘している。 ラ・リーガ第19節終了時点で、バレンシアは最下位に低迷している。39年ぶりのセグンダ降格の危機に瀕した中、先のクリスマスにルベン・バラハ氏を解任し、契約解除金を支払ってカルロス・コルベラン氏(当時ウェスト・ブロムウィッチ監督)を招へいした他、年明けには冬の新戦力第1号としてFWウマル・サディクをレンタル獲得するなど、後半戦で巻き返しを図りたいところだ。
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