断水・停電時に大活躍!126基の「災害用マンホールトイレ」整備で防災対策 岐阜・飛騨市
岐阜県飛騨市では、市内10カ所に「災害用マンホールトイレ」を整備。整備完了にともない、市内小中学校や体育館などの施設管理者向けに使用方法などの説明会が実施されました。 災害時の断水、停電時においても使用できる「災害用マンホールトイレ」。不特定多数の避難者が押し寄せる、避難所の“トイレ混雑問題”の解消にも効果的なことから、岐阜県飛騨市にも整備することになりました。
飛騨市によると、マンホールトイレは市内10カ所に整備。古川地区では、古川小学校に10基、古川西小学校に10基、古川中学校に20基、ハートピアふるかわに15基、古川消防署に2基を設置。神岡地区には、神岡振興事務所に6基、神岡中学校に30基、神岡小学校に21基、釜崎社会体育館に5基、山田体育館に7基を設置。合計126基のマンホールトイレが整備されました。
説明会では、マンホールトイレを組み立てた状態で、使用方法に関する一連の流れ等を紹介。また、マンホールトイレメーカー「ニード」による、“メーカー目線”での説明も実施されました。 国土交通省でも、「マンホールトイレの整備・運用のためのガイドライン」が策定されるなど、全国的にも整備が進むマンホールトイレ。災害時、迅速な対応ができるよう、それぞれの地域で使用方法や整備内容を知る取り組みが行われています。