ジェシー "バム" ロドリゲスがファン・フランシスコ・エストラーダを圧倒 WBCスーパーフライ級新王者に | ボクシング
日本時間6月30日、WBCスーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダがジェシー・ロドリゲスと対戦。打ち合いの末ロドリゲスが新王者に輝いた。
今なら明白だろう。ジェシー "バム" ロドリゲスはスーパーフライ級の支配者であり、パウンド・フォー・パウンドのスターになる。 日本時間6月30日、24歳の怪物はアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでファン・フランシスコ・エストラーダと対戦。第7ラウンドに左のレバーへ強烈な一撃を打ち込み、WBCおよびリングマガジンスーパーフライ級新世界王者となった。この試合はDAZNで生中継された。 「彼が床で転がっているのを見て、これで終わりだと分かった」ロドリゲスはDAZNのクリス・マニックスに対し、ノックアウトのシーンについて語った。 レジェンドファイターでるエストラーダを打ち負かしプロ20度目の勝利を劇的に収めたが、“バム”もまた自身の底力を見せつける必要があった。第4ラウンドに左ストレートでダウンを奪ったが、第6ラウンドにはエストラーダから左右のコンビネーションで一瞬の隙を突かれ、ダウンを奪われた。 「初めてダウンを取られた。あれはクレイジーだった」ロドリゲスは語った。「ただパンチを食らって気がついたらキャンバスにいたんだ。でもそんな経験をしてみたかった。悪いことだとは知っているけれど、いつもそういう試合を想像していた。伝説的な‘エル・ガジョ’とリングに立ち、彼のベルトを奪うなんて・・・それだけで価値がある」 エストラーダ(44勝4敗、28KO)のようなベテランを打ち負かし、若きロドリゲスは自らのキャリアにもう一つの伝説を加えた。注目を浴びるきっかけとなった2022年には、カルロス・クアドラスとシーサケット・ソー・ルンヴィサイに連勝している。 「ここで俺はこの階級を支配している」と付け加えた。 “バム”は34歳のエストラーダに対して素早いフットワークと巧みなボクシングを見せつけ、試合を即座にコントロールした。エストラーダは第4ラウンド序盤にはロドリゲスにうまく対応していたが、“バム”は左ストレートでその努力を打ち砕いた。 5ラウンドにもエストラーダを脅かした。6ラウンドではベテランが若手を驚かせる一瞬のダウンを奪ったが、“バム”はこのラウンドを力強く乗り切った。 ロドリゲスはエストラーダの動きを読み切り、第7ラウンドにはレバーへの鋭い一撃を決め、“エル・ガジョ”を回復不能な痛みの中に陥れた。
Mark Lelinwalla