冬の便り続々と 盛岡で初雪 浅間山などで初冠雪
きょう13日は、冬の便りが続々と届いています。盛岡で「初雪」、前橋地方気象台から「浅間山」「武尊山」、甲府地方気象台から「甲斐駒ヶ岳」、彦根地方気象台から「伊吹山」の「初冠雪」の便りが届きました。また、釧路では「初霜」と「初氷」を観測しました。
冬の便り続々と
きょう13日は、冬の便りが続々と届いています。 東北にも雪雲がかかり、盛岡で「初雪」を観測しました。 前橋地方気象台から「浅間山」「武尊山」、甲府地方気象台から「甲斐駒ヶ岳」、彦根地方気象台から「伊吹山」の「初冠雪」の便りが届きました。先週末から、この時期としては強い寒気が流れ込み、本州の山でも雪が積もりました。きょう13日は、気象台からそのようすが見え、初冠雪となりました。 また、今朝は冷え込みが強まり、釧路では最低気温がマイナス3.5℃と今シーズン一番の冷え込みとなりました。釧路では「初霜」と「初氷」を観測しました。 【初冠雪】 浅間山:平年より13日遅い 昨年19日遅い 武尊山:平年より6日遅い 昨年より3日早い 甲斐駒ヶ岳:平年より14日遅い 昨年より19日遅い 伊吹山:平年より7日早い 昨年より19日早い 【初雪】 盛岡:平年より4日遅い 昨年より3日早い 【初霜・初氷】 釧路 初霜:平年・昨年より24日より遅い 初氷:平年より22日遅い 昨年より24日遅い
初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。 初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。 また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。 (なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)
日本気象協会 本社 日直主任