落車から中6日でG1迎えた前S班・守澤太志 2着発進も厳しい表情「ついていくだけでキツかった」/高松宮記念杯競輪
岸和田競輪「第75回高松宮記念杯競輪(GI)、第2回パールカップ(GI)」は11日、初日が終了した。3レースのS級一次予選①を走り終えた守澤太志(38歳・秋田=96期)に話を聞いた。 正直、赤パン、そしてハイトーンカラーの髪色でない守澤は違和感しかない。前走の向日町・決勝で落車し、そこから中6日で迎える今大会。 前検日に気になる状態面を「怪我は左肩と手の甲の打撲、擦過傷程度。ダメージはそこまで感じない」と話していたが… 初戦、レースは後ろ攻めになった新山響平-守澤-大森慶一の北日本ラインが打鐘前2コーナーで叩きに出る。佐々木悠葵が4番手を確保したと思いきや、松井宏佑も内に潜り込んで中団は併走に。そのまま新山が押し切ってラインワンツースリー。 マーク2着の守澤は「前が取れたら前でという作戦だったけど、僕のスタートが遅すぎて(苦笑)。中団がもつれて良い展開になった。響平もカカっていたし、僕の調子も悪すぎてついていくだけでキツかった。落車の影響と最近のこの調子もあって…。弱いだけですね」と厳しい表情。 「やっぱり少しのズレが競走では大きなズレに。感触は良くなかったし、今日のレースはラインに助けられた。自転車も体も修正しないと千切れちゃう」と頭をかいた。 6日間の長丁場、守澤は2日目は休養日となるが『修正力』が問われる。(アオケイ・八角記者)