優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング12位。弱体化? 絶対的主力がほぼさよなら…。正念場のドイツ勢
2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が現地時間13日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
12位:ライプツィヒ(ドイツ) 監督:マルコ・ローゼ(7年目) 23/24欧州CLグループリーグ成績:4勝0分2敗(2位) 戦力値:73(攻撃力20、守備力18、選手層18、勝負強さ17) 今季のライプツィヒは「リスタート」のシーズンを歩んでいる。昨夏に、昨季のブンデスリーガ得点王クリストファー・エンクンクをチェルシーへ、中盤の要であるドミニク・ソボスライをリバプールへ、守備の要であるヨシュコ・グバルディオルをマンチェスター・シティへ売却。チームの核となる選手が揃ってチームを去った。 その中で獲得したオランダ代表MFシャビ・シモンズやベルギー代表FWロイス・オペンダらはチームを牽引する活躍を披露しているが、抜けた穴があまりに大きすぎる。UEFAチャンピオンズリーグでは、格下のヤング・ボーイズとツルヴェナ・ズヴェズダと同組だったこともあり、余裕を持って決勝トーナメント進出を決めたが、ブンデスリーガでは過去数シーズンと比較すると苦戦。現在は5位に位置している。 就任2年目のマルコ・ローゼ監督は過去にザルツブルクで指揮を執っていたこともあり、「レッドブル流サッカー」の申し子だ。彼らの真骨頂である縦に速いサッカーをライプツィヒでも見事に表現。最前線のオペンダやスペイン代表MFダニ・オルモらのクオリティを活かしたサッカーを展開し、得意の速攻から得点を重ねている。 その一方で「守備力」には不安を抱えており、ブンデスリーガでは21試合で28失点、CLでも6試合で10失点と「堅守」を保つことができていない。特に対強豪となれば最終ラインが耐えられずに失点を重ねることが多く、速攻以前に守り切ることができない試合展開が多い。CLのラウンド16ではレアル・マドリードと対戦するが、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールを筆頭とする強力アタッカー陣の攻撃に耐えられるかどうかが突破のカギを握りそうだ。
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