不正アクセスで個人情報150万件抜き取ったか 「恒心教」メンバー名乗る27歳無職の男再逮捕 メールマガジンの登録者情報不正に入手し殺害予告など送信
会社のサーバーに不正にアクセスし、約150万件の個人情報を抜き取るなどしたとして、26歳の男が再逮捕されました。 不正アクセス禁止法違反などの疑いで再逮捕されたのは、埼玉県草加市の無職、大熊翔容疑者(27)です。 大熊容疑者は去年5月、メールマガジンの配信サービスを提供する大分県内の会社のサーバーに不正アクセスし、顧客の氏名や住所、メールアドレスなどの個人情報を不正に得るなどした疑いが持たれています。 警察によりますと、流出した個人情報は約150万件に上るとみられ、一部は海外のファイル共有サイトにアップロードされていたということです。 また、流出した情報をもとにメールマガジンの登録者らに向けて、殺害予告や金銭を要求する内容のメールも一斉に送られていました。 警察に対し大熊容疑者は「興味本位でした。会社に恨みがあるわけではありません」などと、容疑を認めているということです。 大熊容疑者は、特定のネット掲示板で弁護士らへの中傷を繰り返す「恒心教」のメンバーを自称しているとされます。 大熊容疑者は、クレジット決済画面に不正プログラムを仕込む手口でカード情報を抜き取るなどしたとして、不正指令電磁的記録供用などの容疑で、すでに逮捕、起訴されています。
ABCテレビ