浦和ソルバッケン、初アシストも「本来の姿であればハットトリックできた」 両ウィングで78分間プレー
◆明治安田J1リーグ▽第17節 浦和1―1神戸(1日・埼玉スタジアム、4万5976人) 浦和のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンが加入後初アシストをマークした。 0―1の後半16分、カウンターから右サイドでボールを受け、内側へ持ち込んで中央へパス。これを中島が巧みなトラップから右足でミドルシュートをゴール右へ決め、今季初ゴールで同点に追い付いた。 「ウィンガーにボールが入った時に神戸が全体的にスライドしてたので、僕のやりやすい足を使いながら内側に進入できた。翔哉の動きもシュートも良かった」。来日後初アシストをマークしたが「もちろんうれしいけど、自分の本来の姿であれば今日はハットトリックできたと思う」と表情を崩さなかった。 2試合連続で左FWで先発出場。前半8分、DF渡辺凌磨のロングパスに抜け出したFWチアゴサンタナのラストパスを受けて左足を振ったが、ゴール上に外れた。左利きの189センチウィンガーは「前半は外側でボールを持っていたので、外に追いやられるシーンが多かった」と振り返ったが、右へ移った後半に存在感を発揮し「今日は右の方が自分にはまっていた」とかみしめた。 今季、イタリア1部ローマから期限付き移籍で加入。リーグ開幕前から負傷離脱し、長いリハビリを経てピッチに立ち、徐々にコンディションを上げている。この日は加入後最長の78分間プレーし「僕の理想のレベルにたどり着くにはもっとプレー時間も必要だが、行くべき方向にまた一歩前進した」と語った。 チームは2日から4日連続のオフに入るが「今はブレイクがない方がベストかもしれない。しっかり時間をスマートに使いたい」。休み返上で体を動かし、100%に近づけていく。
報知新聞社