2024年のレアル・ソシエダ、失点数の少なさはラ・リーガ2位だが…得点数はワースト5と深刻な攻撃力不足。久保建英は38試合4得点
2024年のレアル・ソシエダは守備が堅く、しかし得点力が欠けているチームだった。スペイン『マルカ』がレポートした。 まもなく2024年が終わるが、『マルカ』は1シーズンではなく2024年1月から12月まで、1年を通してのソシエダの成績を分析。ソシエダは2024年に戦ったラ・リーガ38試合を15勝9分け14敗で終え、順位的にはカンファレンスリーグ出場圏の7位となった。ちなみに6位となるジローナには勝ち点7差、5位ビジャレアルには10差、宿敵である4位アトレティック・クラブには15差をつけられている(3位はアトレティコ、2位はバルセロナ、1位はレアル・マドリード)。 ソシエダの2023-24シーズンのラ・リーガ成績は16勝12分け10敗で、順位はヨーロッパリーグ出場圏の6位だった。半シーズン期間をずらせば、一つ順位を落としている。 特筆すべきは得点数と失点数だ。ここ最近のソシエダは守備の強さを特徴としており、2024年のラ・リーガで許した失点はわずか34点にとどまった。この失点数を下回るチームはレアル・マドリードの33失点のみ。ソシエダはアトレティック(35失点)やアトレティコ(36失点)を上回り、ラ・リーガ2位の守備力を誇示している。 その一方で、課題となるのが得点力だ。ソシエダが2024年に決めた得点数はわずか38と1試合1得点ペースだった。これを下回るチームはバレンシア(37得点)、マジョルカ(35)、ラージョ・バジェカーノ(33)、ヘタフェ(20)と4チームしかいない。ちなみに得点数の上位チームは1位バルセロナ(96)、2位レアル・マドリード(89)、3位ビジャレアル(73)、4位ジローナ(69)、5位アトレティコ(67)、7位アトレティック(56)。またMF久保建英も2024年のラ・リーガの得点数は38試合4得点と、やや物足りない数字に終わっている。 ソシエダはそのほか、2024年に挙げた15勝の内、本拠地レアレ・アレナで手にした勝利は全19試合で6試合のみと、ホームで苦戦する傾向が出ている。 2024-25シーズンのラ・リーガでは徐々に調子を上げて、7勝4分け7敗の勝ち点25で7位につけているソシエダ。2025年は短所や苦手としている部分を改善することができるのだろうか。