深夜の街に”赤いウェア”の集団が…「浦和レッズ効果」で来場7700人 カップ戦でガイナーレ鳥取と対戦
サッカー「ルヴァンカップ」の2回戦で、ガイナーレ鳥取は、J1・浦和レッズと対戦しましたが勝利には届きませんでした。しかしスタジアムの熱気は、試合後の夜の街にも届いていました。 24日の鳥取市のアクシスバードスタジアム。キックオフの3時間前には、雨の中、長蛇の列ができました。 ガイナーレサポーター 「入場前からこんなに人がいるのすごいですね」 そして熱烈な浦和サポーター約1500人も集結。スタンドに大声援が響くとともに、ゴール裏には赤く染まった一角が出現。ホームさながらの大声援に、ガイナーレサポーターも応戦します。 試合には7677人が来場。チーム史上4番目、コロナ禍の2020年以降では最多となりました。 今シーズンからJ1だけでなく、J2・J3のチームも参加するルヴァンカップ、ガイナーレにとって初めての大舞台です。序盤から浦和に主導権を握られ、2点を失ったガイナーレですが、大声援を背に選手が奮起。前半35分には、田中が右足を振り抜きゴール!大歓声が上がります。 後半も浦和に支配され、さらに2点を失いますが、ガイナーレも後半14分に松木のヘディングで2点目をもぎとりました。しかしさすがに前回準優勝の強豪・浦和の堅い守りを前にさらなる追撃はを断ち切られ、2対5で貫録を見せつけられました。 ガイナーレ鳥取・林健太郎監督 「こうやって上のカテゴリーのクラブと対戦するのは、すごくいい経験になると思いましたし、その中でどう勝ち抜くかと準備しましたが・・・やっぱり完敗でしたね」 このスタジアムの熱気は、夜の街にも…。試合終了から約1時間半が経った午後11時、JR鳥取駅近くの居酒屋では… Q勝利の美酒という感じでしょうか? 浦和レッズサポーター 「そうですね(乾杯)」 いつもは人通りの少ない時間帯ですが、勝利の余韻を楽しむ浦和サポーターの赤いウェアが目立ちました。いつもはガイナーレサポーターが集まるスポーツバーでも…。 浦和レッズサポーター 「勝って良かったけど、2点取られるのは余計かな」 浦和サポーター、勝っても反省会です。この店では午後10時ごろから満席に。その6割ほどが浦和サポーターでした。 浦和サポーター 「鳥取に来られて良かったです。J1に上がってほしいです。また鳥取に来たいです。あすは砂丘に行こうと思います」 ルヴァンカップがあったからこそやって来た鳥取、サッカーだけでなく、グルメ、観光も満喫です。 山陰海鮮炉端かば鳥取駅前店・田村剛啓店長 「コロナ禍になってから飲みに出るきっかけがなっかたというのがあって、そのきっかけになったのかなと思って、こういうのが増えるといいなと思います」 日ごろ生で見られないトップレベルのプレー、そして地域経済への効果…人に、地域に元気を与えるスポーツの力を改めて示した1日となりました。
山陰中央テレビ