【さすらおう】コロナからも開放されたし、勢いで車で日本一周したい! 実現するためには、どれほどの費用が必要になりますか?
車での旅行は、移動中に変化する車外の景色を楽しんだり、その土地特有のグルメを味わったり、車中での会話で盛り上がったりと、たくさんの喜びがあります。ただ、旅にかかる費用のことは気になります。 ここでは、車で日本一周する場合にかかるガソリン代について説明します。
日本一周の走行距離
ガソリン代がいくらかかるのかを調べるためには、まず日本一周でどれくらいの距離を走行することになるのかを計算しなければなりません。 車で走行できそうな範囲に絞って、国土地理院地図でおおまかに日本の海岸線を車で通る距離を測ってみると、合計で約1万2000キロメートルです。これに加えて、海に面していない内陸の県も訪問するとすれば、3000キロメートル程度がプラスになります。したがって、車で日本一周する場合の走行距離は約1万5000キロメートルだと考えて話を進めていきましょう。
燃費とガソリン価格と走行距離でガソリン代を計算する
国土交通省が発表している自動車燃費の平均は、令和3年度で1リットルあたり24.6キロメートルです。したがって、1万5000キロメートルを走行するためには、約610リットルのガソリンが必要だという計算になります。 また、資源エネルギー庁の発表によると、令和5年11月20日現在におけるレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は1リットルあたり173.7円です。これを基準に610リットル分のガソリン代を計算すると10万5957円になります。 ただ、現実に道路を走行する場合には、信号待ちや渋滞、天候など、さまざまな道路状況や条件に影響を受けます。そのため、実際の燃費は国土交通省の発表している燃費より悪くなることが予想されます。 より現実的に想定して実際の燃費が1リットルあたり18キロメートルだったと仮定したら、日本一周にかかるガソリンの量は833リットルになり、かかる費用は14万4692円です。先ほど計算した費用の額に比べて約4万円多くなります。 したがって、車で日本一周を旅する場合にコストを抑えるためには、燃費の良い自動車を使うことが非常に重要であることがわかります。1リットルで走行できる距離が5キロメートル違うと、日本一周でかかるガソリン代は4万円以上違ってきます。元々の性能として燃費がよい車を使うことはもちろん、タイヤもエコタイヤにするなど燃費向上を意識した車の準備を行うことが大切です。
燃費がよければ車の旅は楽しい
車で日本一周に旅に出掛けるなら、コストを抑えるために燃費のよい車で行くことをおすすめします。日本一周約1万5000キロメートルを走行するとガソリン代は約14万円前後かかることは覚悟しなければなりません。 ただ、燃費性能の良い自動車で、燃費向上に役立つタイヤを選ぶなどすればガソリン代を大きく節約することも可能です。ガソリン代を節約すれば、その分をグルメや宿泊などの費用にまわすこともでき、旅は一層楽しくなることでしょう。 出典 国土地理院 地理院地図 国土交通省 自動車:自動車燃費一覧(令和5年3月) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部