奈良クラブがMF川井大地の来季トップ入り内定を発表! クラブ初の昇格選手に
奈良クラブは8日、ユースに所属するMF川井大地(17)の2025シーズンからのトップチーム昇格を発表した。なお、川井は奈良クラブアカデミーからトップチームに昇格する初の選手となる。 【写真】Jリーグ初挑戦の奈良クラブのユニフォームはサポーターをデザインし話題! 川井は三重県出身で、当初は地元の伊勢 YAMATO FCに在籍。山梨県を拠点とするジュニアユース育成機関のアメージングアカデミーを経て、奈良クラブユースに加入した。 クラブ史上初の昇格選手となる川井は、ロートフィールド奈良で行われた記者会見でコメントしている。 「サッカーを始めた頃から夢であったスペインのクラブでプレーするということを叶えるためにまずは奈良クラブで試合に出場し、勝利に貢献します。このクラブがひとつでも上のカテゴリーに上がれるように共に戦いましょう。熱い応援をよろしくお願いします」 また、代表取締役社長の濵田満氏もコメント。幼い頃から見てきたという川井のトップチーム昇格内定を喜んだ。 「今日、6月8日は奈良クラブにとって歴史的な日となります。アカデミーから初のトップチームに昇格する選手の誕生です。大地は小2ではじめてバルサキャンプに来てから、バルサアカデミー奈良、アメージングアカデミー、奈良クラブユースと、ずっと共に戦って来た選手です。厳しい経験もたくさんしてきたと思います。隣の芝生が青く見えて、自分の選択に迷いが生じたこともあると思います」 「ただ、ご両親と共に正しい道を進んでいると信じて、大切な人生を奈良クラブにかけてくれたことを本当に嬉しく思いますし、誇りに思います。プロの世界は厳しいですが、奈良クラブで活躍し、夢であるバルセロナに到達できるかは本人の活躍次第、可能性は無限です。ここから、意識のギアを更に上げてプロの世界に飛び込んで来てもらえればと思います」 川井を指導してきたメソッド部門ダイレクター兼ユースチーム監督のダリオ・ロドリゲス・マンチャ氏は、選手としての特徴を紹介。今後のさらなる成長に期待している。 「川井選手は賢い選手でボールを持っている時、持っていない時も常に最善の判断を行うことができる選手です。その中で自分たちのメソッドを通して、彼の持つ賢さをさらに育てることができたと思います」 「彼は攻撃の場面で目立つ選手で、パスの質が高く味方と相手をみてそれぞれの状況において最善の判断を取ることに長けています。しかし攻撃面でのよりアグレッシブな判断など、まだ改善すべきところもあります。これから成長するにつれてそれが出来るようになると確信しています」 「サッカー選手として素晴らしいクオリティを持った選手ですし、人間としても素晴らしい選手だと思っているので今後の彼の成長を期待しています」
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