大やぐら設営、ちょうちん新調… 伝統復活CF協力を 5年ぶり福島県会津若松市「東山盆踊り」 20日受付開始
福島県会津若松市東山温泉で今夏、5年ぶりに復活する「東山盆踊り」の開催に向け、実行委員会(委員長・平賀茂美東山温泉観光協会長)は20日からクラウドファンディング(CF)で寄付を呼びかける。大やぐらの設営やちょうちんの新調などに活用する。返礼には宿泊や入浴の割引券、名入れちょうちん、大やぐら1日貸し切りなど多彩なメニューを用意する。市民や観光客に東山盆踊りの魅力を発信し、伝統の夏の風物詩復活へ機運を高める。 東山盆踊りは8月1日から4日まで催す。大やぐらの組み立てや解体、運営費に加え、中止期間に傷んだちょうちんの新調などに多額の費用がかかるため、初めてCFを実施する。CFはサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で7月22日まで受け付ける。目標額は1千万円。寄付額と返礼の主なメニューは【表】の通り。3千円から支援可能で、最大で100万円。寄付額に応じて、さまざまな返礼が受けられる。返礼品は随時、追加していく。
東山盆踊りは太平洋戦争時の1944(昭和19)年、東京都から東山温泉に疎開してきた児童を励まそうと開催したのが始まりとされる。近年は新型コロナ禍で中止が続いた。80周年の節目となる今年は歴史を継承しながら、装いを新たに持続可能な開催の在り方を目指す。問い合わせは実行委事務局(東山温泉観光協会)へ。 ■東山盆踊りクラウドファンディング 寄付額別の主な返礼 【3千円】 プロモーション映像のエンドロールに名前掲載 【5千円】 会場の看板に名前掲載、盆踊りオリジナル手ぬぐい 【1万円】 東山温泉日帰り入浴割引券4千円分とオリジナル手ぬぐい 【1万2千円】 名物松本家ようかん詰め合わせセット 【1万5千円】 名入れちょうちん(9号サイズ)。盆踊り会場のちょうちんに支援者の名前を掲載。終了後に提供 【3万円】 東山温泉割引券1万円分。宿泊や飲食、買い物に利用可 【5万円】
会津東山芸妓(げいぎ)のお座敷体験割引券1万5千円分 【10万円】 東山温泉割引券3万円分。宿泊や飲食、買い物に利用可 【15万円】 特別やぐら席で地酒とつまみ、芸妓さんとの豪遊プラン(※各日1組4人まで) 【30万円】 東山温泉割引券10万円分。宿泊や飲食、買い物に利用可 【100万円】 大やぐら1日貸し切り権。8月31日までの間の希望日に貸し切り