斎藤佑樹氏「引退した瞬間にやっと分かったというか…」引退試合後のベンチでの栗山英樹監督の言葉明かす
元日本ハム投手で「ハンカチ王子」として知られる斎藤佑樹氏が15日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(土曜・午後11時)に出演。オーストラリアのゴールドコーストを訪ねた。 現役時代の2018年からリハビリも兼ねた自主トレで毎年、ゴールドコーストを訪れ始めたという斎藤氏。 プロ入り2年目の2012年に肩を痛めてしまった後はケガとの戦いの連続となった。 当時、指揮官だった栗山英樹氏にかけられた「今は苦しいかも知れないけど、泥だらけになって、がむしゃらになって、プレーしてる姿を多くの人に見せなさい。辞めるのは簡単だけど、いずれ佑樹のためになるから」という言葉を明かすと、「当時の僕からしたら、そんなの分かってますよって。そういうつもりでやってますよって思うんだけど、監督は会うたびに毎回、同じことを言うわけですよ」と続けた。 そして、プロ11年目の21年の引退試合。最後のマウンドを降りたベンチで「栗山監督が肩をポンポンたたいてくれて、『佑樹、これが佑樹が見せ続けてきた姿だぞ。みんながこれだけ見てる。良く頑張ったな』って言ってくれた」と回顧した斎藤氏。 「引退した瞬間にやっと分かったというか。頑張ってきて良かったなって思えた瞬間でした。悔しい思いはたくさんしましたけど、すごく幸せだったという思いで、何か涙が出てしまいました」と引退試合で流した大粒の涙の意味を説明した。
報知新聞社