いじめ被害受けたタレント、元いじめっ子からかけられた言葉に絶句
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が20日に放送。この日の放送では、「いじめっ子」のその後の人生に注目した。 【写真】引退後にホームレス生活を経験した元人気子役 過去にいじめの加害者側だったゲストが出演、「当時を思い返すと、いじめていた彼の苦しそうな顔しか浮かばない」と後悔を語った。兼近大樹は「僕もすごく後悔していることがある。幼少期の僕は、大人数で1人を攻撃していたら、それはいじめだと思っていた。だから、その首謀者が許せなくて、みんなの前で止めに入って、手を上げてしまったことがある。すると、いじめを受けていた子からは『ありがとう』と言われ、先生からは『よく止めたな』と褒められた。僕は気持ち良くなってしまい、その後も攻撃を続けてしまった。当時は自分の正義感が正しいと思っていたけど、大人になって『これもまたいじめで、僕も加害側なのでは?』と理解して、とても後悔している」と打ち明けた。 さらに、「僕は『いじめを止めることで、自分の存在を認めてもらいたい』という気持ちが先行してしまい、クソみたいな正義感を振りかざしてしまった。それと同じようなことがSNSの世界でも起きていると思う。『この人は裁いていい』と、他人を攻撃している様子を見かけるが、人が人を裁いていいわけない。『いじめはしない』と心に誓うだけではなく、人を裁くこともしないで欲しいと思う」と話した。 小学校でいじめ被害に遭ったタレントの副島淳は「僕は自分の体験をメディアで発信しているが、それを見た同級生から『俺たちこんな事してた?』『テレビだからって話を盛るなよ(笑)』と言われたことがある。今は、仲が良いからこんな風に言ってしまうのかもしれないけど、僕はショックで絶句した。いじめた人が後悔しているケースもあると思うが、忘れちゃっていたり、なかったことにしている人の方が多いと思う」とコメント。フリーアナウンサーの柴田阿弥も「嫌なことをしてきた人のフルネームは今でも言えるくらい、忘れられない記憶。この経験が自分の性格形成に影響しているとも思う。加害者が後悔するぐらいなら、学校や社会はいじめを発生させないことにフルコミットすべきだ。それに加えて、いじめを受けた人に対して、 『いつまで言うんだ?』『昔のことじゃない?』という言葉を投げかけるのはやめるべきだ」と話した。 『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。