【英国】テスコ、通期は13%増益 値下げ奏功=利益拡大見通し
英国のスーパー最大手テスコは10日、2023/24年度(2月24日までの52週間)の営業利益(特別損益除く)が28億2,900万ポンドとなり、前期比12.8%増加したと発表した。 売上高(ガソリン・VAT除く)は7.4%増の614億7,700万ポンド。小売部門は既存店・恒常為替レートベースで6.8%増加した。うち足元の英国・アイルランドは実質7.3%、中欧は0.2%それぞれ伸びた。金融部門テスコ・バンクの売上高は8億1,100万ポンドだった。 英国でのオンライン売上高は62億ポンドと、10.4%拡大している。 ケン・マーフィー最高経営責任者(CEO)は当期について、インフレ圧力が大幅に緩和してきたものの、多くの顧客にとって厳しい現状が続いているため、4,000品以上の値下げに尽力したと説明。24年については、消費者信頼感が回復しているため、利益拡大が見込めるとした。 同社は24/25年度について、特別損益を除く営業利益が小売部門で少なくとも28億ポンド、テスコ・バンクは約8,000万ポンドになると見込んでいる。