（FNNプライムオンライン）

食べた人の健康被害が相次いだ、いわゆる“大麻グミ”。 この“大麻グミ”を製造・販売していた会社の元社長が、違法な成分を含む固形物を保管した疑いで逮捕された。 【画像】「お酒や市販薬と同じ」元社長の男がFNNに語った内容

「厚労省は規制の危険性をわかっていない」

医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、松本大輔容疑者（39）ら2人。 松本容疑者は、“大麻グミ”が騒ぎとなった当時、FNNの取材にこう話していた。 松本大輔容疑者（2023年11月）: 商品ページには注意事項を記載していますので、お酒や市販薬と同じで、用法用量を守って正しくお使いくださいとしか我々は言えないです。 いろいろな製品で緊急搬送された場合、それらのメーカーに責任はないと思います。 騒動の始まりは、2023年11月。 東京・小金井市の公園で開催された祭りで、来場者の男性が配ったグミを食べた5人が体調不良を訴え、搬送された。 これをきっかけに、東京や大阪でいわゆる“大麻グミ”を食べた人が相次いで体調不良を訴えていることが判明し、問題化。 松本容疑者が社長をつとめていた大阪市内の会社は、体調不良者が相次いだ“大麻グミ”を製造・販売していた。 近畿厚生局麻薬取締部は、同年11月にこの“大麻グミ”製造工場に立ち入り検査を実施。 その後の捜査により、松本容疑者らが、所持や販売が禁止されている指定薬物成分を含む固形物を会社の倉庫で保管した疑いが浮上し、今回の逮捕に至った。 松本大輔容疑者（2023年11月）: 厚生労働省は、規制することの危険性は理解されていないと思います。規制することによって、さらに危険なものが出てきますので…。 麻薬取締部は、松本容疑者らが容疑を認めているかどうかについて明らかにしていない。 （「イット!」4月26日放送分より）