チェルシーMFギャラガーに対する誹謗中傷をポチェッティーノ監督が非難「彼は罵倒されるに値しない」
チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、バーンリー戦でのコナー・ギャラガーの行動に対する周囲の批判に「動揺」を隠せなかったことを認め、SNSによる誹謗中傷を非難した。『ESPN』が伝えた。 事の発端となったのはプレミアリーグ第30節のバーンリー戦。2-2の引き分けに終わった一戦の前、スタンフォード・ブリッジのトンネルで撮影された映像でギャラガーが白人の子供とハイタッチするも黒人の子供とハイタッチしなかった様子が映っており、人種差別だとネット上で批判を浴びることになった。 その後、チェルシーは「コナー・ギャラガーに向けられた罵倒や中傷のレベルは完全に容認できない。我々はあらゆる文化、コミュニティ、アイデンティティを持つ人々が歓迎される、多様で包括的なクラブであることを誇りに思っています」と声明を発表する事態となった。 この件についてポチェッティーノ監督は水曜日、メディアの前で熱弁をふるった。 「私はとても動揺している。誰もこのような意図でこのようなことをしたいとは思わないからだ。彼はあまりに多くのビデオ、写真を警戒していた。本当に両方の子供を意識しているのかどうか。フットボールをプレーするとき、その場にいていろいろなことに集中しすぎると、プレーすること、試合を始めることに集中するようになる。だから時にはそういうことも起こりうる」 「でも、人は人を罵倒したがるものだと思う。人々はいつも混乱を引き起こし、人々を中傷するために何かを見つけようとする。私はコナーを知っている。私はこのチェルシーに関わっている人たちを知っている。私は自分の知っている人たちのために話すことができる。コナーは素晴らしい、素晴らしい子供で、いつもすべてのことに気を配っている。 「このようなことで人々がSNS上で自由に罵倒するのは嫌いだ。こういうことを止める必要があると思わないのか?人々を罵倒するのは簡単なことなのに、それを注意するのはなかったことにされる。このような混乱を引き起こし、他人を侮辱し、罵倒しようとする人々に過剰な関心を向けるのはやめてほしい。私たち全員に責任があると思います。コナーの意図が子供を無視することだなんて、そんなことがあり得るだろうか?勘弁してくれ」 加えて、ポチェッティーノ監督は「彼は罵倒されるに値しない」とし、「私たちは前進し続けなければならないし、私にとってはコナーをサポートすることであり、時に中傷を受けるすべての人々をサポートすること」が大事だと思いを明かしている。